当初はベスト盤概要発表になるのが明後日金曜日の誕生日だと思い込んでいたので、今頃書こうと予定していたネタを投稿する意味が無くなってしまったのだが、無意識日記を冠するブログで無意味を憂うのは似合わないと思い直した。なので予定通りに投下するとしよ。
ベスト盤というのは、どう選曲しても異論が出るものだ。「宇多田ヒカルがベストアルバムを出す」と聞いて真っ先に思いつく方法が「10枚組全曲集」だものね。全曲でベストを尽くしているのだから全曲収録が筋。そこが方法としてはベストだが実現は無理なので次善の策を講じる必要が出てくる。
となると、「明解な選曲基準」がある方が異論が出にくい。というより、異論反論がその基準の妥当性の可否に集中する為話が見えやすくなる。「スタッフが議論の末に」より「人気投票」とか「シングル売上順」の方が明解でわかりやすい。そもそも、ベストアルバムではないけれど、『Single Collection』という手段はそういった異論を出させないための方法論だったともいえる。シングルリリースしたかどうかはほぼ明らかだからね。
ということで、試みに、私が勝手に「宇多田ヒカル初のベストアルバム」に相応しい選曲を考えてみた。(…もう現実の方が発表になっちゃったから虚しいだけだけど!)
01. BADモード
02. 初恋
03. 道
04. This One (Crying Like A Child)
05. HEART STATION
06. BLUE
07. Exodus ‘04
08. Deep River
09. DISTANCE
10.First Love
11.Automatic
13.traveling
14.Easy Breezy
15.COLORS
16.Flavor Of Life - Ballad Version -
17.Come Back To Me
18.花束を君に
19.あなた
20.One Last Kiss
もうおわかりの方もいらっしゃるだろうかな、選曲基準。CD1枚目にあたる1~10曲目が各アルバムのタイトル・トラック(『Fantome 』のみ該当曲がないので一曲目で代替)、CD2枚目にあたる11~20曲目が各アルバム毎の最大のシングルヒット曲だ。確かに機械的な選曲だが、アルバムとシングルそれぞれの歴史を振り返れるのが売りだ。宇多田ヒカルといえば特大ヒットシングルと極大ヒットアルバム両方で存在感を示してきたからね…
…なんていう記事を今頃投稿して実際の選曲を迎えようと思ってたのにまさかの1/15発表って! 完全に狂わされたわ。でも、選曲してみてわかったけど、これって選曲云々よりリレコーディングとリミックスとエディットの方が何倍も楽しみだわね。それやってくれるんならどの曲でもよかったわ、確かに。ここが公式の強みだ。サブスクでプレイリスト配るだけでは得られない興奮と期待がそこにはある。てことで現実の(笑)ベストアルバム『SCIENCE FICTION』、リリースが本当に楽しみです。今日が水曜日だから、ちょうど12週間後だね!