無意識日記々

mirroring of http://blog.goo.ne.jp/unconsciousnessdiary

第1期がリミックス、第2期がリマスター。



ベスト・アルバム『SCIENCE FICTION』は


① 新曲

② 新録

③ リミックス

④ リマスター

⑤ エディット


の5種類で構成されていて、それぞれ


① 2曲

② 3曲

③ 10曲

④ 10曲

⑤ 1曲


ずつの収録だ。その内容はというと


① 2024年『何色でもない花』とタイトル未定曲

② 中毒とトラベと光

③ 1998年『Automatic』から2010年『Goodbye Happiness』までのシングル曲厳選

④ 2016年『花束を君に』から2023年『Gold〜』までの配信曲厳選

マルセイユ


となっている。リミックスとリマスタリングの区分はわかりやすい。単に時代で分けているだけだ。最初は所属レコード会社の違いかかなと思ったけどそれだと2016年『Fantôme』収録の『道』『二時パカ』『花束を君に』の3曲がリミックスされていない説明がつかない。ヒカルがソニーに移籍したのは2017年だからね。


なので、これはどちらかというとサウンド上の要請が大きいのではないかな。本格的にハイレゾ用のマスタリングに力を入れ始めるのは2014年の『First Love』15周年記念盤以降(2010年のシンコレ2の時点でハイレゾ商品は発売されてはいますがね)なので、それ以前と以後で録音時の音質に差があるのかもしれない。そこを揃える為にはリマスタリングでは飽き足らずリミックスにまで必要だった、ということかな?(まだ懐疑的)


ともあれ、この区分によって、今後入門してくる新しいファンやリスナーの皆様も、『Automatic』から『Goodbye Happiness』までが一時代、『花束を君に』から『Gold〜』『何色でもない花』等までがもう一時代、という認識を共有してくれるようになりそうで、その点はやりやすい。もう思い切ってそれぞれ「第1期宇多田ヒカル」「第2機宇多田ヒカル」って呼んじゃいたいけど、個人名をグループ名みたいに扱われる事をヒカルがどう思うかだわな。お誕生日おめでとう。


でも、もしそういう区分を明確にする意図があるんだったら、『Fantôme』に収録された『桜流し』も必要だったなぁ。そこは、ちょっと惜しかったぜ。次回は新録曲について話したい。