無意識日記々

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過去作 Blu-ray化迄含めてのSFプロジェクト


『in Cinema』企画のおかげさまで、ライブ映像商品鑑賞のスケジュールが複雑になりそうで困る。映画館が全国一斉でないのが気にかかるな〜各会場のレイアウトを把握してないのだけど、もしやプチ衣装展示コーナーが全国行脚するとかあんのかな? そんなでもないとこんなに時期ずらさないよね。いやその音響機材が一セットしかないのかもしれないけど、一部時期が重なってるとこもあるのよね。謎だわ。


これがSF Blu-ray(と旧8作)の発売前か発売後のどちらかの期間に集中してたんならまたわかるんだけど、前後だもんなぁ。しかも年末年始を跨いで、その上ヒカルの42歳の誕生日まで跨いで!? 結果デビュー記念日と誕生日両方を包み込む段取りになっていて、いやなんて壮大なプロジェクトなんだろうかなと。


いやしかし、これで地域毎に「体験」の質がぐっと変わってくるよな!? 更にU-NEXTで先行して旧作のHD配信をしているし、何とも整理がつかないというか。これ、「もう一度秋冬にツアーしてる」ようなもんなんですの、この「体験」の地域格差・時間差が生じるっていうのは。SF Blu-rayを観る前に過去ライブを観るか、SF Blu-rayを観た後に過去ライブを観るかで、個々の体験の質が変わってくるよね。ああ勿論U-NEXTや映画館で先にSFツアーを観るパターンもあるわけだし。特にSFツアー自体のコンセプトのひとつが「過去の曲を今のヒカルが歌う」だったから、聴く順番で感想と感慨が変わってくるよのさ。


更にこれに、サブスクでの音源配信が絡んでくると違いが大きくなる。今更円盤を購入するのもなぁ、という人と、U-NEXT高いなぁ、という人を併せた層が恒常的な宇多田リスナーの中でも大半を占めると思うので、この期間に触れる新しいコンテンツはSFツアー音源のライブアルバム配信になる。ツアーに行った人も行かなかった人も行けなかった人もね。


ここで、過去のライブコンサートのライブ音源がライブアルバムとして配信される可能性に私は期待したくなるのだけど、単純に時間的に無理がある気がする。やっぱり映像用のミックスと音源のみのミックスは別モノだからね。それを更に8作品というのはちょっと狂気の沙汰な気がしてなぁ。どうなんだろうね現代のミックス事情って。 Blu-ray用のミックスが出来上がってれば案外早く仕上がるとかあるのかな? 期待したいけど、それは保留にしておくかな。


第一、それをするなら今回、例えば2回目のBlu-ray化になる『WILD LIFE』と『Laughter In The Dark』にもライブCDをつければ新しいセールスポイントになった筈で、そうしてない以上配信も無いだろうと推測するのが順当でな。でも望みは捨てずに待ってるよ。



今回の一挙Blu-ray化、先週も書いた通り内実としてはSONYの円盤事業の終焉を見据えてのものだというのが第一の理由だとは思うものの、「ヒカルが結構前向きだった」というのもあるかもしれないなぁ。今までのツアーは、楽しんでなかったわけじゃないとはいえまず第一にファンへのサービスというのが大きかったのだろうけど、ヒカル本人が言う通り今回のSFツアーは「初めて自分からやりたいと言い出したツアー」だったわけで、それが、さまざまな艱難辛苦紆余曲折を経て大団円まで持って来れたのだから(それを最初にこっそり彩ったのがファンからのお花だったというのは実に誇らしいし有り難い)、ヒカルにとって今年のツアーが「人生のいい思い出」となったに違いなく、そうであれば、過去のどんな辛いツアーも「今年の完成度に至る為に必要だったこと」だと思えてきて、そうすると途端に過去のツアー達にも愛着が湧きそうで、ならば再リリースにもゴーサインを出すよ何なら協力するよってなってたかもしれない。ヒカルのあのMCは、そういう自分のツアー遍歴に対する捉え方の変化をも示していたのかもしれないわね。


※ あのMC、例えばこのツイートなんかを参照のこと。うわ10万いいねついてるね。

https://x.com/graduate_rpg48/status/1830260154346188861?s=46