無意識日記々

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伏線化路線職人

なるべくメロディの魅力は損なわず、ソレでも楽曲に構成美を与えたい場合は歌詞の変化で伏線を張るのが光の作詞術の特徴だ。件の"1番Aメロの語尾をエ段にする"のはサビへの、『廻る』は『OnlyYou』への各々伏線になっていた訳だがGBHには更に高度な伏線がある。あの3番サビの『baby』だ。単純にソコ迄の音韻を考えれば(昔キスクラでそうした様に)"ベイベェ"とエ段の発音をすべき所なのに"ベイビィ"とイ音にしているのは、2番サビの最後"キスミィ"の残像をリスナーの無意識化に(僅かに)喚起して次の『そしてもう一度』の説得力を増す為なのだ―ココ迄考えて作詞する策士なのよ光は。