無意識日記々

mirroring of http://blog.goo.ne.jp/unconsciousnessdiary

キプトラ音韻小ネタ集を捏ねた。

推理という名の妄想を暴走させすぎてしまったきらいがあるので、翻って歌詞の話を短く羅列していくスタイルで今回は行ってみる。

・何故タイトルは「Keep Tryin'」なのに歌詞は「Keep Trying」なのか。つまり、アポストロフィで省略する事なくgを書くのか。正確な理由はわからないが、ひとつには『I don't care about anything』のanythingと見た目で語尾を揃える為というのがあるのではないか。英語じゃtryin'とは書いてもanythin'とは書かないからね。私は気にせずtryin'も併用している。まぁ、何か理由に気がつけばその時点でまた考えるよ。

・その"anything"と韻を踏んでいるのが3回目のサビの『大切な命』の『命』。[aniθin]と[inot∫i]…って書くと逆にわかりづらいか。各々母音で始まり(『え』と『い』)、二文字目の子音はエヌで、最後が『しん』と『ち』だ。カタカナで書くとますますわからないが、"thin"と"chi"である。まぁ、耳で確かめるのがいちばんだ。(逃)

・2回目のサビの『ちょっと遅刻した朝もここからがんばろうよ』は、自然な日本語を求めようとするなら「そこからがんばろうよ」になる筈である。なのに何故『ここ』なのか。平仮名に開いて『ちょっとちこくしたあさもここから』と書くとわかる。ちこくの"こく[koku]"と"ここ[koko]"を合わせてカ行で固める為だ。勿論これは例の4回目のサビの『国家公務員(こっかこうむいん[kokka-koumuin])』でのカ行攻めへの布石となっている。

・同じように、2回目のサビの後半部分は『何度でも期待するのばかみたいなんかじゃない』の『期待(きたい)』と『みたい』が完全に韻を踏んでいる。3回目のサビの『気にしぃ』と『少し』も同様である。


ひとつひとつのネタはどれもさりげないが、これがまた有機的に絡み合っていく。今後今回紹介したネタをもう一度詳細に立ち入る事もあるかもしれない。取り敢えずまぁ乞うご期待。