無意識日記々

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DEMONS & WIZARDS 「Touched By The Crimson King」 (2005)

タッチド・バイ・ザ・クリムゾン・キング+3

タッチド・バイ・ザ・クリムゾン・キング+3

前作1stから5年経過後の2nd。1st同様、アイスド・アースのリフにブラインド・ガーディアンのコーラス・ワークが乗る、というスタイルに変わりはないのだが(ライナーに「前回暗かったので明るくした」と書いてあったからどういうことかと思ったら「サウンドの活気が増した」ってだけだった。流石だ。)、前作より更に幅の広がったジョンのリフの切れ味とは裏腹に、ハンズィの書く歌メロがぐっと弱くなっているのが弱点。確かに、本家ブラガでも歌メロ&メタリックテイストが斜陽に入って久しい時期に書かれているので、早い話がジョンは健在なのにハンズィの才能が枯渇しているという現実をまざまざとみせつける残酷な作品となった。ボジー・ジャーゾンベクのドラムも、そんなに存在感はない。とはいえ、ダークなパワー・メタル作品としては水準以上の出来なので聴いてて楽しい作品ではあった。201201292012追記。点数は適当。(77)