1971年のセカンド。昔は
ELPといえば大御所中の大御所、と身構えて聴いていたものだけど、今こうやって聴くと「若さ溢れる奔放で荒々しい作品」だというのがよくわかる。大作主義も、なんか周りがみんなやってるので俺たちも意地になって頑張ってみましたという感じで微笑ましい。A面の日本人大好きタルカスとB面の他の小曲の間にコンセプトとして差はなく、A面はイントロとアウトロで同じフレーズを使いましたという程度。いやそこらへんの無茶ぶりぶり(変な日本語w)がこの作品の魅力なのだけど。一応
プログレというククリになっているが、メインがキーボードってだけで、本質的にはCREAMやEXPERIENCEみたいな3ピースのバンドたちと変わらない、“キーボード・ヒーロー”を盛りたてる“ハードロック
サウンド”を聞かせてくれている。この後の成熟していく(んだよね?)作品群も要チェックだわな。点数は適当。201201292016追記。
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