無意識日記々

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EVAQの話をちょっとして箸休め

先週最後に予告したギターがどうのストリングスがどうのという話を、あれっきりにして全く他の話を始めるのが破のQ予告の流儀に則っていて面白いかな…と思ったが、どうしようかな。

あの破のQ予告の分が完全に映像化される事とかあるのだろうか。OVAとして発売したらとんでもなく売れると思うんだけど。Qの興行成績は目覚ましく、10日間で30億円だそうな。なんか本当にどメジャーな成績だなぁ。

問題はここからどれ位伸びるかだが、「謎を解こう」と勇んで出掛けるリピーターがどれ位の割合になるかが勝負。…なんだけど、流石にそんなに居ないよなぁ。千と千尋の神隠しが大ヒットした時も思ったけど、この規模でのリピーターの獲得は「映像体験」としての質が大きいように思われる。ストーリーは既知だし、もう一度観たいと思えるのは映画館という特殊空間での非日常性にあるだろう。その点に関してはQは破より弱い。初号機奪還作戦やヴンダーで使徒を踏んだり蹴ったりする様は圧巻だが、それが前半に集中している為後半はとても地味だ。4部作全体の構成上そうなっている、という事なんだろうが圧倒的な映像体験を求めてリピートする客層への訴求力を考えるとやはり物足りない。

あとは、桜流しが各チャートに顔を出し始めているのでこれに反応して見に来る層がどれ位居るかだが…うーん。真っ先に指摘した通り「映画にはピッタリだけどヒット曲ではない」と思うので、これをキッカケにしてEVAQにも、という流れはなかなか大きくならないだろうかな。

Qのロケットスタート桜流しの初動は詰まる所、破とBeautiful Worldへの評価な訳だから今週第2週以降の動きが当のEVAQと桜流しへの本当の評価となるだろう。

まぁそういう世間での評判云々は、当欄ではさほど重視しない、というか桜流しの素晴らしさをどう伝えればいいのかに腐心する方が先だ。何度聴いても全貌を掴み切れた気がしない。この曲の再生回数が増える傾向にあるのは「2年ぶりの新曲」という過去最も長いインターバルの生んだ渇望感がいちばん大きいのだろうが、それだけではない筈だ。この曲は華やかさや派手さはないが、真にパワフルでエモーショナル、そして何よりBeautifulである。美しさの前で人はただただひれ伏し讃えるしかない状況。それを桜流しは生んでいるような気がする。はてさて、次回は何から書きますやら…。