無意識日記々

mirroring of http://blog.goo.ne.jp/unconsciousnessdiary

Hello Team, Hello Scotland !!

あとから「ドリームポップ ポストパンク スコットランド」でググッてみたら第一位はアズテック・カメラじゃなくてコクトーツインズでしたとさ。ちゃんちゃん。

グーグル先生は個人履歴を参照して検索順位を投げ返してそうなので(お陰で何で検索しても無意識日記ばかり引っ掛かる…Synergy Chorusについて触れてるサイトがウチだけってどゆことよ)、その評価は置いておくとして、来ましたねコクトーツインズ。まさかそんな初球からド真ん中のストレートだなんて思わず見送ってしまいましたわ。

この子は時々とんでもなく素直な球を投げる。WILD LIFEのAutomatic〜First Love〜Flavor Of Lifeの流れとかね。一般人が聴きたい曲並べただけやんかというね。

私は考えすぎというか何というか。それがトレードマークだからそれでいいんだけど、ハナからコクトーズはかけないもんだと思っていた。というのも、先にThis Mortal Coilをかけていたからだ。こちらはコクトーズ本体からみれば派生プロジェクトみたいなもんで、番組で紹介するならまずはコクトーズをかけてから、というのがオーソドックスな流れなんだが、それをしなかったのなら少々マニアックというか、独自の選曲で来てるんだろうなと。だって前回が「メジャーアーティストのマイナーな名曲特集」だったんだから。そういうのが熊淡のカラーなのかなと思ったら、違ったのね。いきなり冒頭30分使ってコクトーツインズ特集。思い切りおったわい。

それを含めても全3バンドで構成されたスコットランド特集。あと2つはザ・ブルー・ナイルとモグワイで、これもHikaruの発言をチェックしてきたファンからすればお馴染みの名前だ。スコットランド縛りなら幾つ目かで見付かる。裏を返せば、これがやりたくて過去半年コクトーズを抑えてきてたのかと。ディス・モータル・コイルで"我慢"してきたのかと。なんというか、結構いじらしい。そんななんだったら永遠に一度もコクトーズをかけずに「いつか特集を組みたい」と言い続けて一向に番組が終わらない、というのがファンにとっていちばん嬉しい展開だったかもしれないけれどねー。

でだ。今回の放送で最も重要だったのは「自分の音楽(感性)的ルーツはスコットランドかもしれない」とHikaruが明示的に発言した事だ。単にイギリスでなくスコットランドに限定してきた。これは、事ある毎にHikaruには音楽的ルーツが見当たらないと書き続けてきた当日記にとって一大転換期到来的出来事である。その"自覚"。これは今後のHikaruの創り出す音楽の方向性を大きく左右するかもしれない。この点については、今後もっと掘り下げていく必要があるだろう。

ともあれ、スコッチ片手にリラックスして放送をしてくれたHikaruは魅力的だった。このままだと「毎回酒飲めば?」と皆から言われる事請け合いだ。来年になったらリニューアルして番組名が「Kuma Power Alcohol Hour」とか「Kuma Power 泡」とかになってたりして。しないな。兎に角楽しい放送でした。お疲れさま。しかし無意識日記は放送後が本番でござる。気合い入れて行くとしますか。