無意識日記々

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スコットランド独立の話

スコットランド独立かー。"グレートブリテン島さん"の歴史は本当に(虚実含め)面倒臭いので門外漢として触れる気はないが、人が多く泣いたというのは事実だろう。どこの誰がとかは兎も角として。なので、このニュースを軽んじる気はない。どんな事情があることやら。しかし、こちらにはそういった小難しい事情はわからない。これから賛成反対諸意見が飛び交うのかな。平和に進みますように。

国というのは厄介な存在で。国際的には個々人のいちばんのアイデンティティ…だなんて言ってるとイスラエルはどうなるんだとかになるんだろう。厄介。

えぇっと、スポーツの場合。自分のよく知ってる卓球のケースから行こうか。あのスポーツは、政治体としての国ではなく競技の協会単位なので、イギリスという国は世界選手権には存在しない。元からイングランドスコットランドウェールズ、、、という協会単位で参加している。そんなだから、随分前に変換されたのに今も香港チームは健在だ。しかも強豪。台湾/中国台北チームも中国とは独立に参加している。こちらも強豪。一方、過去一度だけではあるが韓国と北朝鮮が統一コリアとして1つのチームで参加した事もある。国という枠組みが基本にはあるけれど、それにとどまらない形態が動いている訳だ。これは、アイデンティティという抽象的な問題ではなく、各協会毎に参加選手枠数が割り当てられるので、選手にとってはまさに死活問題。帰化する選手が後を絶たないのもこの為である。

ミュージシャンには、そういった実務的な影響は少ない。ツアーでのVISAとパスポートの問題くらいだ。いや勿論これも侮れない。ポール・マッカートニー今回はひっかからなくてよかったねぇ。なので、Hikaruもこのニュースは気にしなくていいのかといえばさにあらず。今やロンドンに居を構えているとまで言われているのだ。今日本の、関東に住んでる人が、「関西が3年後から別の国になります」ときいたらどう思うか? それ位の距離感なんだと思われる。ロンドンに住んでてスコットランドが独立するというのは。そこらへんの話からまた次回。(そう言ってまともに話が続くケースが、最近はホント少ないなぁ)