無意識日記々

mirroring of http://blog.goo.ne.jp/unconsciousnessdiary

Message from Hikaru&Francesco

今日認ためられたHikaruのメッセージの『私のファンが/バスツアーを企画』という一文を読んで思わず吹き出してしまった。そしてそのすぐ後に、自分が今朝書いた一文を思い出して落ち込んだ。「前の世代は常にその点において冷笑的な立場をとり結果後に足元を掬われる」―まさに自分がその罠に落ち込んだ瞬間だった。私が吹き出した(失笑って奴だね)のは、「そんなバカな事を考えるファンなんか居る訳がないじゃないか」という思い込みから来る油断が原因である。

無意識日記に"存在意義"があるとするならば、それは「出来るだけ想定できる事態に備え、可能な限りHikaruにとって望ましい行動・言動を取れるようにファンを啓蒙する事」にあると思われる。あんまりそれを目指している訳ではないけれど、そうであったらよい事だな、とは思う。その観点からすると、いやはや、後悔しきりである。ハナからそういった可能性を"バカバカしい"と言って考察もせずに切り捨てるなど私がいちばんやってはいけない事だ。今猛烈に反省している。何一つ影響力は発揮できなくともたった一言、「結婚式を見に行くような真似をしないように」と書くだけでもよかったのだ。完全に自己満足の世界なのだ。それに則れば、完全に自己不満足である。嗚呼。

それと同じ観点から、婚約相手が一般人(国際結婚は流石に想定内…というかHikaruが国籍や人種や年齢を問う気はしなかったので何の抵抗もない)であった場合、彼の方のお膝元のメディアが騒ぐ可能性について、当日記で全く考察していなかった事が非常に悔やまれる。もし予め何らかのシミュレートが出来ていれば、Hikaruに電光石火で種々の手順を提案出来ていたかもしれない。このパターンは全くの想定外だったが、事態の重大さ(強力なマスメディアはある人の人生や生命を簡単に潰せるという事実)を鑑みると、全くの落ち度であった。もっとこの手の考察に重きを置くべきであった。非常に後悔している。

それにしても、ゴシップ好きな層がバスツアーならまだわかるが、Hikaruが"ファン"と書いているのが本当に気にかかる。ここのニュアンスは、英語のメッセージを読むとよりハッキリする。裏を返せば、何故日本語ではこんな書き方なのだろうという疑問が残るがそれは今はいいや、英文の方はこう書いてある―『my
fans who remain loyal to me』と。直訳すればこれは「私(Hikaru)に対して今でも忠誠的であるファン」となる。つまり、この噂の主は、Hikaruも昔からよく知っているような、ひょっとしたら名前も頭に入っているような長年応援してきているファン、或いはファンのグループという可能性もある。

日本文の最初にもあるように、このメッセージは『イタリアのファンの皆様、報道関係者の皆様、その他関心を寄せてくださっている皆様』へ向けて書かれている。となれば、この"loyal"なファンとは、イタリア人である可能性が高い。パック旅行ツアーではなくバスツアーとなっているのだから、少なくとも地続きの土地に住んではいるのだろう。

この事実もまたショッキングである―私には。というのも、前回のエントリーの続きの中で「もしかしたら海外のファンの方が、Hikaruの音楽の中身をよく聴いてくれているかもしれない」といった一文が挿入される事を想定していたからである。実際はそうじゃなかった。イタリアのような、Utadaの国内盤すら出ているかわからない(まぁEU盤でいいんだろうけど)土地で"loyal"なファンを長年やっている人達の中にも、"結婚式を実際に見たい"と思うような層がいて、それにHikaruが注意を促さなければならない状況があるとするなら、いやはや、条件は当初想定していたよりずっと"悪い"。前回の続きを書くのが若干憂鬱になってきたわ。どうしよっかな。

取り敢えず、素敵なメッセージをありがとう、フランチェスコ。それが君の、名前なんだね。