無意識日記々

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「宇多田ヒカルのうた」発売決定

えらいニュースが飛び込んできたな。その前にもうひとつニュースがあって。Beautiful Worldが配信でミリオン認定されたそうな。あなめでたや。ロングセラーっていいねぇ。

まぁその話はまた今度するとして。今夜はこちら。

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[2014/10/21] 15周年記念アルバム第二弾発売が決定!

著名アーティストによる“ソングカバー・アルバム”
宇多田ヒカルのうた」
2014年12月9日発売予定!

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以上Newsから引用。いやはや、素晴らしい。まさかこんなタイミングで新しいマテリアルを受け取れるとは思いもよらなかった。実現に尽力してくれた関係者の皆様には心からお礼申し上げたい。どうもありがとう。

勿論買わせて貰うし先行リスニング・パーティーも気になる。楽しみがたくさん増えた。


以上、全く私の本音である。それは疑わないで貰いたい。

何故そんな事を言うかといえば、ここから先発売日まで私は今回のこの企画に関して難癖と愚痴としか受け取られないような事しか書かないだろうから。しかし、それはこの作品が気に入らないからではない事を今予めここで強調しておきたくて。嫌なのではない。難しすぎるのだ。「や、やってくれるのは嬉しいけど、本当にちゃんとしたものに仕上がったの!?」という不安がどこまでも拭えない。

発売日は再来月の12月9日。という事は作品は完成している。マスタリングは終わっている筈だ。つまり、今更私がここで何を言おうと何も変わらない。いやもっと前に何か書いてても影響なんて無いんだけどな。だから、難癖と愚痴なんてつけるだけ無駄。聴いてから書けばよい。

演出だと思っておいて欲しい。あれだけの課題が想定されていたのに、出来上がった作品は総てそれらをクリアしていた!凄い!という流れに持っていけるのが理想なのだ。さて愚痴るぞ。

まず、なぜ15周年企画第二弾と銘打ってるのに発売日が2014年12月9日なのか。この日は宇多田ヒカルのデビュー"16"周年記念日なのに。15周年の締め括り、というなら前日の12月8日が妥当だと思うのだが。ここらへんからも、この企画の不自然さが漂ってくる。何か急遽予定が変更になって、沖田さんが頭を捻ってこの企画考えたんじゃないの?と勘ぐりたくなる。「何故"デビュー16周年記念アルバム"ではいけなかったのか?」―この疑念は拭えない。ホント妙だ。或いは、記念行事…In The FleshにSweet & SourにFL15に…というのの締め括りで、これから暫く何も無いよ、という合図なのかもしれない。実際、本当に"デビュー16周年記念"と銘打ったら方々から「こないだ15周年やったとこやん」とツッコミが入るだろう。それを考えたらうまくやったなぁと思うが、じゃあ何故そこまでして?となる。考えつくのは、契約消化だ。年に一回、ではなく年度に一回、或い
は半年に一回かもしれない、何らかのリリースが要請されていた、という流れ。FL15は3月だから今年ではあるが前年度だ。特に国際契約であるUtada Hikaruがノルマをどの時期に課されているかはよくわからない。勿論ノルマなんて無い契約かもしれないし。どっちにしろ新しいマテリアルが出るのは大歓迎だ。

まだまだ愚痴るぞ。呼び名がよくない。なぜ"カバーアルバム"なのか。第一報は「著名アーティストによるソングカバーアルバム」なのでちゃんと読めばちゃんと伝わるが、世の中ちゃんと読む人の割合はそんなに多くない。発売までずっと、そして発売されてからも、「宇多田ヒカルが他の人の歌を歌うアルバムかと思ってた」「なんだ、Hikki歌ってないのかよ」と言う人が必ず出現していく。多分不可避。

普通、いろんな人がある1人のアーティストの曲を歌って構成されたアルバムは「トリビュート・アルバム」と言う。だから、今回も「宇多田ヒカルへのトリビュート・アルバム」と真っ先に表記していれば、生まれる誤解はうんと少なかった筈だ。何故そう呼ばなかったのだろう。「宇多田のカバーアルバム」―11文字だからニュースサイトの見出しとしてはギリギリかな。「宇多田トリビュート発売」なら同じ11文字でも誤解はされないだろう。うーん、どうしてなんだ…という話からまた次回という事で一つ。