無意識日記々

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トロイア発掘のようにはいかないか

宇多田ヒカル井上陽水トリビュートに参加したとして、どこか新たな層を開拓するなんてことがあるだろうか。

基本、アルバムの体裁としては井上陽水自身と参加したアーティストたちのファンの皆さんへのちょっとしたサービス程度のテンションに見えている。デビュー50周年だしなんかやるかなと。故に別にこの作品で新たなファンを獲得しようなんて色気を見せることも無い。

それでも敢えて考えてみたくなるのは、えらく若いアーティストたちも参加しているからだ。オープニングを飾るヨルシカはまだ今年の6月にメジャーデビューしたばかり。KING GNUもメジャーデビューとなると今年の話だ。iriは2016年デビュー、SIX LOUNGEは2018年デビューである。

これくらいにキャリアが若いと、ひょっとしたら彼女らのファンの皆様は、宇多田ヒカルの名前くらいは耳にした事があっても曲や歌唱力についてはまともに触れた事がないかもしれない。そういう子達がこのトリビュートで宇多田ヒカルに初めて触れてくれたら、なんて事を考える。──数百人程度になるかなぁ。うーん。

そんな彼らの実際の感想に触れてみたいのだけれど、井上陽水トリビュートのハッシュタグを発売開始後にチェックしていればいつかは辿り着けるかしらん。15分の1でしかないアーティストについてのある特定の層からの感想ツイート……いやはや、かなり見つけるのは難しそうだな。それでも、そういう実例がひとつでとどこかにあれば少しは勇気づけられるだろう。出来れば@utadahikaru にメンションを飛ばして欲しいものである。