無意識日記々

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誰に対して言い訳してるんだか

繰り返しになるが、何故こんな話題を引っ張っているかといえば、ヒカルが次に何のメディアを重視してくるかというのが焦点なのである。

ヒカルがワークアウトをする時にipodを常用している、なんていう話が出たらiTunes Storeで新曲が発売される、なんていうパターンだ。そこまで密接でなくとも、8cmシングルから12cmシングルへの移行、VHSからDVD、DVDシングル、DVDからBlu-ray、更には動画配信、動画配信販売、着うた、Lismowave、そしてハイレゾ配信など、その時代毎に先手を売ってヒカルは新曲を出す。特にiTunes Storeへの対応は早かった。2005年から早速年間ランキングの上位に顔を出している。

今回のハイレゾも、数は少ないながらもファンの間では新しいガジェットを購入するキッカケとなった。しかしこれはマニア向け。やはりPop Musicianとして大衆にアピールする方法論にもまたアプローチせねばなるまい。

ここ2,3回でウダウダ言っているのはこういった動機からだ。どこらへんにアンテナを張っていれば次のアクションにスムーズに移れるか。それを先読みしたい訳だ。

そう焦らなくても、というのは自分自身に対しても本音なのだが、ひとつ、先読みしておいてよかったという成功体験があるのでそれが私を駆り立てている。その成功事例とはTwitterだ。

自慢話をしよう。なるべく自慢げに話す。当初ヒカルは雑誌のインタビューで「Twitterみたいな、言葉が後に残らずに流れていってしまうようなものはやらない」といった趣旨の発言をしていた。その為、ファンの方もヒカルを応援するにあたってTwitterを使おうだなんていう機運は全く無かった。

しかし私は「ヒカルは、(この件に関しては、いつになく、珍しく)前言撤回する可能性がある。悪い事は言わないから、今のうちにTwitterのアカウントをとって慣れておいて準備しておきなさい。」と周囲に呼び掛けた。2009年夏の事である。その際、チャットやBBSと何が違うか、メンションとリプライはどう違うか、RTとQTとは、みたいな基礎的な事を皆で学んでいった。

その後はご存知の通りである。約1年後の2010年の秋にHikaruはTwitterを始め、今やもうメインの窓口になっている。今Hikaruが「Twitter辞めます」と言ったらトレンドのトップに来るんじゃないの。多分皆悲嘆狼狽するだろう。元々は3ヶ月ちょっとの期間限定の筈だったのに人間贅沢なものだ、と自分を省みながら思う。

今思っても、Twitterに先に慣れておいたのは大きかった。スタートから戸惑う事なくツイート・ライフを満喫できた。やはり、Hikaruが新しく関わっていくメディアに関しては、様々な条件が許す限り早め々々に追随していきたい。Twitterは"先んじて待っていた"という珍しい例だが、アンテナを張り巡らしておく事で生まれる展開もあるのだ。


なので、今の自慢話の教訓だが、Hikaruがたとえ現時点で何かについて否定的は発言をしたとしても、それを鵜呑みにする必要はない。あとから気が変わる時だってあるんだ。慎重に吟味しながら前に進んでいこう。

しかし、それ(Hikaruがどこで前言撤回するか)を先に見いだすのは骨の折れる作業である。なかなか普通にしていては何も思い付かない。だから私が皆の代わりに考えておきたいと思う。ハイレゾについてもそうだし、次世代の再生機器についてもそうだ。出来れば、「無意識日記を読んでいたお陰で宇多田ヒカルの新しいアクションにスムーズについていけました。」とか言われるようになるのが理想だな。まぁそこまでいかなくても「そうなったらいいね」位の感想は生みたいと思う。何よりも、自分がそう思いたいのである。自分で言ってて、よくわからないのだけれど。次回に続…かないかな流石に。明日何を書きたくなっているかなんて自分でもわからない。