無意識日記々

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Songs of NO innocence

大橋トリオのStay Goldはやはりどこをとっても素晴らしい。どこらへんから褒め称え始めようか…と手ぐすね引いていたらふと気がついた。Goodbye HappinessってStay Goldへのアンサーソングなのではないかと。

Stay Goldは今や、Hikaruにとって発売時以上に意味を持つ歌である。何故ならば、この歌は年上の女性が若い男性の少年性を慈しむ歌であって、今のHikaruはまさにずっと年下の男性と結婚生活を営んでいるからだ。

四の五の言わずに両曲の歌詞を引用した方が早い。どどっと羅列してしまおう。

SG『My Darling Stay Gold 無邪気に笑ってくださいな いつまでも』
SG『あなたの瞳の奥に潜む少年 私の本能をくすぐってやまない』

GH『恋の歌くちずさんで あなたの瞳に映る私は笑っているわ』
GH『So Goodbye Innocence 何も知らずにはしゃいでた あの頃へはもう戻れないね』

SG『就職も決まって 遊んでばかりいらんないね 大人の常識や知恵 身につけるのもいい』

GH『子どもだましさ 浮き世なんざ』

こうやって混ぜて書くと、どれがどちらの歌の歌詞かわからなくなっていくくらいに、共通項が多い。

SG『大好きだから ずっと 何にも心配いらないわ My Darling Stay Gold』

GH『Oh, ダーリン ダーリン 誰かに乗り換えたりしません Only You』

いちばんのテーマはここだろうか。愛のアンセム同様、"永遠の愛の誓い"がここにはある。その説得力の道具立てとして、瞳、笑顔、無邪気(innocence)、大人とこども、男と女といった対比を中心としたキーワードが共に並んでいる。

Hikaruが、これらの歌詞をどこまで実生活における共感を伴って書いたのかはわからない。もしかしてどちらも、純粋なファンタジーやフィクションとして書いたのかもしれない。しかし、こうやって実際に随分年下のダーリンと一緒になった事を鑑みると、どうしたって関連づけて考えてしまうのである。つくづく罪なものだ、歌ってヤツは。innocence(無罪)だなんて、ありえない。