無意識日記々

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また歳の話してる

今年のプロ野球ソフトバンク・ホークスが強かったのねぇ。あっさり日本一。一試合も見てないけれど、下馬評の時点で圧勝が予想されてたからよっぽど図抜けてたのでしょう。特に、あれだけ鳴り物いりで獲得した松坂大輔を一試合も起用せずに勝ったのは凄い。来年以降の事はわからないが、今年に限れば4億円溝に捨てたようなもんでしょ。4億のハンデがあっても勝つ、みたいな。圧倒的な差だったんだねぇ。

松坂大輔といえば「松坂世代」として同年代の才能たちにも注目が集まってた気がするが、そういえばヒカルも大体松坂世代だっけか。時の流れを感じるなぁ…いや別に感じないかな。そんなもんだよね。

プロ野球選手だと、この年齢になってくれば引退を決断するかもう一花咲かせる為に移籍するか、みたいな流れになる訳であの怪物と言われた松坂も同様だった訳だが、山本昌イチローといった桁外れのレジェンドたちのせいでそこらへんの感覚がちょいと曖昧になってるかもわからんね。

ミュージシャンは勿論、ここからが本番というか、本格派という目でみられていく年齢だ。アイドル文化が主流な日本ではスポーツ選手と同じような感覚でみられがちかもわからないが、文化・芸能の類いは伝統があればあるほど「60歳で一人前」と呼ばれる世界だ。地上波テレビではかねてから「上がつっかえててなかなか若手が飛躍する場所がない」と言われてきたが、これは地上波テレビが芸能として成熟してきていて、それだけ学ぶべき事が増えた為、と言う事が出来る。まぁそれでいいんだろう。

世界になだたる超高齢化社会を迎える日本だが、その年代構成に呼応する為には文化・芸能の分野をもっと手厚くするのが得策かもしれない。

ヒカルの場合、高齢者に対してはどう思っているのだろうか。もとより、あまり対象年齢を考えずに活動している方だが、少しずつではあるにせよ、高齢者にもわかりやすい音楽になっていくだろうか。単純に、年々ヒカル自身が加齢していくからには自然に徐々にそうはなっていくだろう。

若い頃のヒカルは「とても15歳とは思えない」というほど大人びた歌を聞かせていた。では今なら逆に、「33歳とは思えない」というほど若々しい声を出せたりするのだろうか。或いは更に老成した歌声を聴かせてくれるのだろうか。もっといえば、自らの実年齢とは異なる雰囲気を歌で表現できるのだろうか。ちょっとそこらへん興味があるのですよ。