無意識日記々

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続編について考える話、Part2〜♪

単純にファンとして続編やPart2を作って欲しいと思える曲はあるだろうか。

真っ先に思い付くのは"Beautiful World"で、理由は単純、まだ映画が終わっていないからだ。桜流しを挟んでもう一度、となるけれど何しろタイトルの元々が「序破急」、即ち起承転結の美学に基づいているのだからもう一度ターンしてくる事には必然性がある。いちばん安直なタイトルは"Beautiful Boy(s)"だろうが、たったこれだけでもワクワクしてしまうのは私だけだろうか。序と破で用いられた曲の、今度はリミックスではなく続編としての別曲。ドラマティックに行けると思う。"Sleeping By"とか"It's Only Love"とかでもゾクゾクしてきそうだ。なんつーか、ここの続編は鉄板な気がする。いや、やるだろうという予想ではないぞ。やったらサマになるぜという予想だ。

同じく今度はKingdom Heartsはどうか。逆にこちらは光やPassionの続編という感じではなさそうだ。ゲームを実際やっていないのでわからないが、恐らく、一作毎にきっちり起承転結がつけられているのではないか。ならば、さほど続編とかPart2とかにこだわらなくてもいい気がする。寧ろ、いつかKingdom Heartsの"集大成的作品"が計画されたならば、光やPassionを引用した壮大な楽曲を作ってもいいだろう。オーケストラ・バージョンなら容易なんだろうが、歌入りだと難易度が高いなぁ。

他には、例えば「虹色バスの行き着く先」をテーマにした作品や、BLUEの子が"救われる"物語、プレイ・ボールに対抗した"キックオフ"、"ラブ・オール"、"ノーサイド"なんかもいいかもしれない。あぁ、"Kiss & Cry"に続くスポーツ用語タイトル第3弾になるか。SAKURAドロップスでボクシングを取り上げたのだから"トリプル・クロス・カウンター"とかさ…いやダサいっていうけれど「ULTRA BLUE」も相当なもんだぞ。こんなの楽曲次第だ。

余り続編があると認識されていないが、"Be My Last"もまた続編を作れる曲である。「春の雪」は三島由紀夫作「豊饒の海」四部作の第一作に過ぎない。あれから十年、続編の「奔馬」が作られたかどうか私は知らないが、どうせなら映画のタイアップがなくったってHikaruが独自に四部作の歌創っちゃってもいいんじゃないかと。その歌がヒットする事によって映画の続編への機運が高まるという展開を引き寄せてもいいんじゃないかと。それ位の力が、Hikaruにはあるだろう。

続編というと違うかもしれないが、"Kremlin Dusk"に続く小説インスパイアな英語詞楽曲がまた来ても面白い。またポーの作品でもよい。同じ誕生日という奇縁を活かさない手はない。黒猫とかさ。嵐が丘Kate Bushにやられちゃってるので他には…これはHikaru本人の方が詳しいから任せちゃった方がいいかな。


このように考えていくと歌の続編ものというのも悪くない。過去にとらわれ過ぎるのもいけないが、自らが築き上げた財産をうまく使って作品を作るのもまた一興だ。我々も、今のうちに過去作を復習して、いつでも続編やPart2ものを迎え入れられるよう心の準備をしておいてもいいのかもしれないですよ。