無意識日記々

mirroring of http://blog.goo.ne.jp/unconsciousnessdiary

before rock is dead

ビーチクバーチクうるせぇなぁ…と呟こうと思ったがバーチクって竹馬の友とか博打とかよくわからない隠語になったので止めておいた。33歳初呟き。

ビーチク…

ビーチクマ。

という訳で現在くまちゃんは南半球でバカンス中かな。ビーチで寝そべるくまちゃん…いや、ないか。毛皮暑いもんね。


イーグルスグレン・フライが亡くなったようで。“ホテル・カリフォルニア”は日本でも結構有名だろうが全米での彼らの人気は、こちらからは想像もつかないレベルのようだ。グレイテスト・ヒッツは長年ベストセラーの代名詞として君臨してきたし、ツアーのギャラが一億ドルとか桁外れなニュースもあった。円じゃない。ドルで一億だ。ドラゴンボールでいえばブルマが死ぬくらいのインパクトだろうか。かえってわかりにくいか。そうか。

困ったのは、これも凄い有名人の訃報なのにこの1ヶ月の訃報ラッシュ(なんだそれは)のせいで「またか」と思われてやしないかという点だ。人一人死ぬのにまたも何もない。その都度、唯一無二の誰かが亡くなっているのである。こう書くと変だけど、追悼の手を緩めてはならない。

そう言っている私は大してイーグルスに思い入れはなかったりする。謹んでお悔やみ申し上げますm(_ _)m

彼らは70年代にその“ホテル・カリフォルニア”を大ヒットさせる訳だが、その歌詞は60年代を懐かしみ現状を悲嘆するものだった。特に深く分析した訳ではないので裏の意味もあったりしても知らない。表層的には大体そんな歌詞である。

もうその時代からして「ロックは終わった」とか言ってた訳だ。それから40年かそこら経つが、ロックはまるで死んではいない。死んでいくのはそのロックの黎明期を形作ったレジェンドたちの方だ。ロックの先行きに不安を覚えるより先に彼らの健康を憂う方が先だわな。これを喜ばしいというのかどうか。

大抵、ロックは死んだとか言う時は宣伝文句であって、それに釣られるのは自分の気に入ったバンドが全盛期を過ぎて最近つまんないなと思ってるケースだ。そのバンドを死んだと言うのは勝手だが、だからって他のロックバンド全部を巻き込むのは何なのやら。でもそれが、売り文句ってヤツなんだろうねぇ。そしてイーグルスはそのノスタルジーだけで(というと語弊がありまくりだが彼らほどそれが似合ってしまうグループも珍しい)、この半世紀近くを乗り切ってきた。死ぬ死ぬ詐欺、みたいなもんかねぇ。ちょっと違うか。

彼らの世代が次々と居なくなっていけば、流石に、死に絶える事はなくとも、ロックがスケールダウンしたジャンルになる可能性はある。今年のテーマは、実はそこらへんなのかもしれない。どうだろね。