無意識日記々

mirroring of http://blog.goo.ne.jp/unconsciousnessdiary

読むに値しない私的な悩みの日記

流石にそろそろWikipediaに手を出した方がいいかなぁ、とふと思った。『宇多田ヒカル』の項目、先日チェックしたら『真夏の通り雨』と『花束を君に』のページがなかった。今はもうあるのかもしれないがね。昔編集してくれてた人たちはもう居ないのだろうか。折角やってくれているのに邪魔しちゃあ悪いと思って一切手を出さなかった。あたしゃ癖も灰汁も強いからね。誰が書いたか一発でバレちまう。それはよくない。

とはいえ、誰かがやってくれるというのなら相変わらず手は出さないつもりだけど。やると大変な手間暇だというのもわかってるし私は何だって途中で投げ出す癖があるからその癖がまた出たら大変迷惑だし。まぁ、私がやるんだなと思ったらやります。思う前にやり終えてた、ってのが理想だけれど。


最近のグーグル先生はパーソナル・カスタマイズが進みまくっていて、グーグル漢字変換は言うに及ばず、普通の検索結果ですら皆と共有できるかわからない。私がWikipediaばっかりチェックするからかもしれない。でも、何かを検索して商用サイトとオフィシャルサイトの次に並ぶのはWikipediaの該当ページだ。相当の人がこれを読むに違いなく、そして、そこから先には殆ど進まない。

先日「マンボウ」について検索した。あのデカい魚のマンボウだ。すると、2番目だかに「マンボウが如何にすぐ死ぬか」とマンボウスペランカーとでも言いたげなページが出てくる。曰く、「まっすぐにしか泳げないから岩に当たって死ぬ」「海面からジャンプしたら水面に叩きつけられて死ぬ」「目に水泡が入って死ぬ」「食べた魚の骨が喉に刺さって死ぬ」「仲間が死んだショックで死ぬ」「仲間が死んだショックで死んだ仲間を見たショックで死ぬ」等々。普通なら「ほんまかいな」と疑うところだが、これを鵜呑みにしてしまっているような人が昔は沢山居たようだ。(鵜を呑み込もうとして死ぬ、というのはなかったな…)

実際はその多くが嘘らしく(全部とは言い切れない)、その噂が広まってしまった事を受けて専門家が一つ々々検討を加えてくれたページがちゃんとあって、それで真偽の程度が確認出来るのだが、そちらの検索結果は(私がその時ググったタイミングだと)3番目であり、その根も葉もない噂を書いたページより検索結果としては下だ。多分、多くの人が3番目までに目を通す事なく噂を信じて生きているのだろうなぁ。と。

なお、その噂を広めた張本人という方が名乗り出ていて、そのツイートも確認出来たりするのだが、そこまで辿り着くにはかなりの深追いが必要だ。まぁ私は常に次から次へと検索する癖がついているのでそんなに時間はかけていませんが。


という感じなので、検索結果として常に上位に来るWikipediaのページの充実は大切である。本音を言えば誰かにやって欲しいので名乗り出てくれれば有り難いが、というか名乗り出なくても「気が向いた時に寄って集って」がWikipediaのコンセプトだから気が向いた人が気が向いた時に編集してくれりゃいいのだが、その為には私みたいな人間が「一切口を挟まない」と宣言した方が何かと都合がよい気がしている。「面倒だから」という本音を隠す為の言い訳に過ぎないのだが、それでもそれが真を突いている気がしてならないのであった。


Wikipedia本体自体があと何年保つのか、という興味も勿論ある。人間のやる事だから、また中世欧州のような暗黒時代(と云われている)に突入しないとも限らない。しかしそんな事考えても仕方無い。今重要だろうと思える事をやるだけだ。今Wikipediaは重要なので、何とかした方がいい。まぁ何というかそれだけですよ。