無意識日記々

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「歌を見せる」方法を色々妄想中

歌詞可視化サイトの立ち上げは様々な可能性を秘めている。「歌を見せる」方法論の試行の一つ。これがベストなのか、ベターであるかすら定かではないが、こういう方向への模索は大いに歓迎したい。

例えば歌詞可視化をミュージック・アプリと結びつけるのはどうだろう。今だとサイトにアクセスしないと人々のフィードバックが見れないが、ミュージック・アプリでヒカルの曲を再生すると自動的に歌詞可視化サイトが表示されるようにするのだ。ツイートは特定の歌詞のパートと結び付いているから、その歌詞が再生されているタイミングでツイートが(例えばフキダシのように)表示される、なんてのはどうだろう。ニコニコ動画(及びニコニコ生放送)に10年親しんでわかったが、人間、流れる字幕を読む能力は上がるものだ。慣れたら結構頭に入ってくる。なんとか実現出来ないものかねぇ。というか、歌詞可視化まで来ている以上当然この発想はあっただろうから、恐らく技術的な問題や権利上の問題で座礁したのではないだろうか。何とも勿体無い話である。

ミュージックアプリがTwitterとも連動すれば、歌詞に関しての感想をワンタップでいいねする事も出来るだろう。わざわざツイートを歌詞可視化サイトまで見に行く人は少なくても、ヒカルの歌をスマートフォンで聴く人は多い。今より格段にツイートにいいねが集まり、投稿者のモチベーションは上がるだろう。当然投稿自体も増える。

更に、ミュージックアプリだけでなくYouTubeとも連携出来るようにならないか。YouTube本体の字幕機能もどんどん上がっているが、歌詞と共に歌詞へのツイートまでスーパーインポーズできればかなりスリリングになりそうだ。配信音源を購入してスマートフォンで聴く人間の何十倍もYouTubeでヒカルの曲を聴く人は居るだろう。歌詞可視化アプリがYouTubeTwitter両方と連携すればかなりバズるぞ。

技術的な困難や権利上の難儀は素人には想像し難いので更に好き勝手言おうか。ミュージックアプリが歌詞を表示させるのは当然として、様々な拡張機能が期待出来ないか。例えば、歌詞を総てひらがなで、或いは総てカタカナで表示させる。ローマ字もいいな。そして例えばア段の字だけハイライトしたりア行の字だけハイライトしたりする。ヒカルの歌詞の音韻構造が一瞬にして明らかになる。こことここは韻を踏んでいるのか、と初めて気づく。一字だけでなく2文字以上でも共通の構造が浮かび上がるようにしたい。子音の並びが同じ箇所や母音の並びが同じ箇所も指し示せるようになればしめたものだ。ニーズはニッチだが物珍しさもまた大事だろう。

ついでに、と言っては何だが辞書・翻訳機能とも連携をお願いしたい。単語をつつけばたちどころに語句の解説が表示される。『Addicted To You』ってどういう意味だろ?と思った新しいファンがすぐに日本語訳にアクセスできる。『EXODUS』や『This Is The One』なら対訳をそのまま埋め込んでも構わない。嗚呼そんなアプリ出来たら私スマートフォン買ってしまいそうだよ。


まぁ素人の妄想なので実現可能性については勘弁うただきたい。無料にするか有料にするかといった現実的な問題も考えてないし。しかし、スマホユーザーの暇潰し体験の中に歌が歌手が音楽が組み入れられる為には、何か一工夫が必要なのは意見が一致する所ではないか。なんとかしてイヤホンを取り出して耳につけて貰わないと話にならない。その為にまずは「歌を見せる」ところから始めよう―基幹となる発想はなんら間違っちゃいない。ここからアルバム発売更にコンサートツアーへと歩を進める中で更なる革新を期待したい所だ。