無意識日記々

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7月の新曲2曲がゴールド認定

『大空で抱きしめて』と『Forevermore』にゴールド認定が出たそうな。めでたい。なんだろうねこの「現役感」は。年齢やキャリア年数について言わなくてもやっぱり宇多田ヒカルの新曲は待たれていれんだなと。

一方で、この程度の売上では物足りないという向きも在るだろう。宇多田といえば売上の権化、というのは言い過ぎだが、実質年間1位くらいとってもらわないと…なんて無茶ぶりに、昨年の『Fantome』は応えてしまった訳でして。そりゃあ今年のハードルは上がるわな。

実際、一年半が経って『花束を君に』がダブル・プラチナ、『真夏の通り雨』がプラチナだ。つまりそれぞれ50万ダウンロード以上、25万ダウンロード以上だと。また2つともいい歌なので数年後にまたワンランク上になっているかもしれない。

ダウンロードランキングとは面白いもので、累積でゴールドやプラチナやミリオンが出るものだから「配信開始10年目にしてゴールド到達!』とかが普通にある。長年愛される歌がその時々に購入される事で文字通り頭角をあらわしてゆく。そういえばヒカルもこの間『DISTANCE』がゴールド認定されていたな。アルバムを買っていない人々がこんな所にも名曲が、と買っていくのかな。

それを考えると『花束を君に』50万ダウンロードのうち、フィジカルで『Fantome』を購入した人はどれくらい重なっているのだろう。いい歌だから配信で済ました人、そもそも配信じゃ買わなくてフィジカル発売まで半年以上待った人、色々だろうが、例えば重複が少なければ『花束を君に』はミリオン・クラスの大ヒット曲にあたるかもわからない。

市場自体のサイズが頭打ち、というのもあるが、年に数作ミリオンヒットがあるならそこまで参考にならない訳でもないだろう。そんな中で存在感を示し続けるヒカルは素晴らしい。物足りないのもよくわかるけど、ひとまず、次の基準が定着するまでは配信ダウンロードランキングは有用である。細かい不満は一旦置いておいて、最初にまず喜んでから話を始めよう。そこからでも遅くないから。