無意識日記々

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昨日は試写会だったとか

昨日は映画「鎌倉ものがたり」のプレミア試写会だったらしく、高畑充希をフィーチャーした記事を読んだ。となると幾らかはテレビでも取り上げられていて、バックグラウンドには『あなた』が流れていただろう。いつの間にか聴いていて耳に馴染んでいる、というのは大事な事なので、サブリミナルは卑怯だなんて思わずに歓迎しておきたい。

そういう私は今回の映画を監督した山崎貴氏を全然知らなくてですね。Wikipediaを見ても見事に彼の作品をスルーして生きてきた事に気づきまして。年間興行成績1位の作品まで手掛けている超大物、という認識で宜しいでしょうか。でも、なんだろう、「ぱっと見」で避けてきた作品ばかりで、全くタイトルを目にした事もない訳ではないので、逆に「じゃあチェックしてみよう」とならないでいる。

全く名前も何も知らない人・作品群なら「どれどれ、どんななのだろう」と興味を持つ事も可能だったが、なまじっか「名前を見かけた事がある」せいで興味を削がれている状態。ヒカルが主題歌を請け負ったのだからそれなりの作品にはなっているだろう、という楽観的予測は持ちつつも、どうにも力が入っていない。

コンテンツとして楽しめるかという中身の話に乗り気にならない場合、ついつい数字や評判を気にしがちになる。もし映画が不評でついでに(←ここが最近の怖さだよね)主題歌まで叩かれたらどうしよう、と今頃から余計極まりない事ばかり考えてしまう。「Casshern」と『誰かの願いが叶うころ』の時は映画の不評ももっともな話であったし、一方で自分自身がコンテンツとして映画を気に入っていたから(DVDまで買ってしまった)、何を言われても気にしなくて済んでいた。いやまぁ実際の所そん時は主題歌に関しては「映画は駄目だけど歌はいい」という評価が多くを占めていたんだが。でも今回は、まだ事前なので本質的に杞憂なのだが、映画がコンテンツ的に駄目だった場合にヒカルの歌が叩かれたら私珍しくおろおろしてしまいそうだ。幸い、今のところ『あなた』に対するリアクションはそんなに悪くない。そんなに良いとも言えないけれど、今回の場合不評でなければそれでいい気がしている。映画も、内容は別にして当たってくれればそれでいいしな。ビッグネー
ムとのコラボレーションはそれだけで緊張するのだ。

まぁ、最早神格化されているエヴァキングダムハーツの新しい主題歌にかかるプレッシャーに較べれば鬼のように気楽な案件かもしれない。そもそも原作ファンがJpop好きとフィールドが違いそうな匂いすら感じられる。まだよく知らないのですけれど。だからそもそも、主題歌なんて何でもいい体質の映画かもしれない。そう捉えた場合『あなた』はやや出来過ぎな感も否めなくはない。また後で試写感想も調べてみるかな。