転スラはアニメ第1期2クールも恙無く終わりつつあり無事来年の2期制作も決まって頗る順調そう。WEB版からの愛読者としては嬉しい限り。
なろう小説で連載完結している作品をわざわざ書籍版で購入して読み直すのはどうなの?と最初懐疑的だったのはどこへやら、大筋は同じ侭で随分とストーリーもキャラクターも変化した書籍版をたんまりと楽しんでいる。ご都合主義な水戸黄門的展開が主軸の作品だからかもしれないが、寧ろWEB版を知っている事でより書籍版が楽しめている。更に、今後の展開によってはストーリーも大筋から引っ繰り返してくれるんじゃないかという期待も持ててそれも楽しい。
こういう楽しみ方が出来るのもゲーム世代だからかな、と思う。ロールプレイングゲームでマルチエンディングに親しんでいると、異なるメディアで同じキャラクターたちが似て非なる物語をパラレルワールド的に展開していくのにも抵抗がない。
「パラレルワールド・ラブストーリー」も同じくゲーム世代の方がすんなり楽しめる内容になっているのかもしれない、と新しく公開になった同映画の90秒トレーラーを見ながら思った。オルタナティブというか、“そうでなかった未来”が交錯しながら物語が進んでいく…映画という限られたメディアで出来ることは少ないかもしれないが、そんな妄想が膨らむような予告編だった。
それなら…と思ったのがヒカルのエンディングテーマだ。今の所『嫉妬されるべき人生』はアルバム『初恋』に収録されているトラックがそのまま使われていると思い込んでいるが、これが例えば2番以降の歌詞が入れ換えられてるとか、何か新しくパートが継ぎ足されているとか、そんな事があればちょっとばかし面白いかもしれない。言うなれば、例えば『Passion』の『Opening Version』にまず慣れ親しんでいた所に『Single Version』が突然現れるような展開ね。そのまま歌が終わるよねと思っていた所にいきなり『ずっと前に好きだった人~』のパートが始まったら面食らうでしょ? それを『嫉妬されるべき人生』でやれたら結構劇的だろうなぁ、と。
で、それを映画の公開日まで秘匿しておくわけですよ。すれば第二週以降に噂を聞きつけた宇多田ファンが「どれどれ」と映画館に押し寄せて映画がロングランに…なんていうのも夢想してしまう。まぁ、夢物語だけどね。(笑)
一昔前ならCDシングルをアルバムからシングルカットしてカップリングにリミックスやら、オルタナティブ・バージョンやらを収録して…というのをやっていたかもしれないが今はちょっと期待出来ないのが残念だ。いやビヨンセやエミネムみたいに発売当日までリリースを秘密にしといていきなり配信販売&ストリーミング…みたいなんがあるかもしれんか。ならば最後まで希望を失わずにいましょうかね。いや一体それどこの世界線なんだっつー話ですけどねw