無意識日記々

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Hot For The Winter

毎度書いている事だが、レコード会社が斜陽産業だからって皆が音楽を愛さなくなる訳ではなく。形態が変わっていくだけだ。歌は永遠に不滅なのです。が、国やその国の言葉は滅ぶかもしれないわね。

現在の不寛容絶好調の我が国では次第に表現の自由が奪われていきあらゆる歌が検閲を受けるようになるかもしれない。音楽家は次々に亡命するだろう。日本語の作詞家は痛し痒しだが、程度が酷くなっていけば各地に日本語コミュニティを小さく作って生き延びるかもしれない。まぁどうなるかはわからない。

一方、超高齢化社会では「新しい音楽はもういいや」ということになる可能性は結構高い。若い世代が少なすぎて新曲を制作する人間がプロフェッショナルになれなくなっていくかもしれない。それなら十二分にありえる。資産を持つ層が古い音楽にばかり投資(と言うのも変なのだが)するようになる訳だ。若いミュージシャンには一向にチャンスが回ってこない。音楽で成功したい若者は海外に出て戻ってこないだろう。元々商業音楽は西洋からの輸入で成り立っていた国なので本場で頑張るようになるだけで何の不自然もない。今は初等教育から英語を教えているそうだしな。

という先駆けが宇多田ヒカル、なんてことに今後の歴史はなるのかどうか。ヒカルだって自由に歌詞を書けないとなれば日本語での制作に身が入らなくなっていくかな。向こう10年は大丈夫かもしれないが20年30年となるとわからない。ネットの偏った日本語言論で育った層が社会の中枢を担う頃には果たしてこの国はどうなっているのやら。

とこんな事を書いているが私個人は全く悲観はしていない。ヒカルの歌が聴ける場所に行くだけなのだし。わざわざ戦う暇があるなら次の歌を歌ってくれた方がいい。超高齢化社会も永遠に続く訳ではなくそのうち緩やかになっていくからそこまでもつかどうか、ってのもある。40年てとこ? うーん、流石にちょっと遠いな。地域格差もあるしもうちょい早めにお願いします。

という長いスパンの話をした後は目の前の話に目を向けよう。

リークのお陰でヒカルの新情報が間もなく二つ現れる事が明らかになった。皆さん公式発表の時にわざとらしく喜ぶ準備は万端だろうか? 正直に「知ってた(笑)」って書いちゃうのかなぁ。

ソニーストアデイズから数えればまずまずのペースで情報が出ている。皆に渇望感が出ているのは偏に『近日パイセンの回答第2弾を公表します。』の一言のせいであってこれさえなければそんなに情報のインターバルが空いていた訳ではない。と、今朝レコード会社の皆さんをけちょんけちょんに貶したのでフォローする一言も入れておくね。まぁ元々一般論だしね今朝のは。いやホントだよ(真顔)。

映像商品リリースからの店頭イベント、更に他流試合二つと結構いい感じ。2019年のバイオグラフィも結構色々書けそうだ。後は年内に新曲の……リリースまではいかなくともタイアップ・コマーシャル解禁くらいまで行ってくれれば御の字じゃないだろうか。もっとも、最近の御時世だとコマーシャルで流したらすかさずストリーミングをぶち込んできた方がいいとは思うけどね。

となると冬の歌なのかなと。今我々は短い秋を堪能しようとしているとこだが、仮にクリスマス・ソングとかだったらまぁ盛り上がるわね。そんなあからさまな事はしそうにないが、息子に強請られたら或いは?と考えてしまえるのが昔と違うところだ。宇多田ヒカルに何かさせたい人が在ればまず息子を陥落させよう、というのが合言葉になったら怖いので、もしそんな理由が実在しても暫くは公表しないかもしれませんね。さてさてどうなることでしょう。色々妄想しながら冬を迎え入れていきましょうぞ。