11年前の今日は『Eternally -Drama Mix-』の配信開始日即ち発売日なんだが……オフィシャルのリンクが盛大に切れていて笑えない。あれでどうやって聴けというのか。のちにコンピレーションでCD化はされたもののそうそう手には入らないだろう。『Eternally』はオリジナルから数えて18年、このDrama Mixから数えて11年だからまぁこのサイクルの早い電子世界では音源が手に入らなくなったとしても仕方は無いのだが、「サイトがリンク切れ」というのは少々事情が違う。これはつまり音源が入手出来なくなっている状況をオフィシャルが把握していないということなのだから。
普段問い合わせが来るのならリンク切れにもすぐ気がつくだろうからこれはつまりDrama Mixの需要が余り無いか或いはリンク切れになってから日が浅いか。今更確かにほんの僅かの違いしかないリミックスを問い合わせてまで購入しようという人は少ないだろう。よって実害(機会損失)は軽微とみるべきかな。なのでこれ自体は糾弾の対象になる訳では無い。
で。こういうのの類似例は今後もありえるのだろうか。ある日突然『Sanctuary』が聴けなくなったりとかなんかありそうで怖い。つまり立ち位置の微妙なちょっとしたエクストラトラックだ。『Beautiful World PLANiTb Acoustica Mix-』とかね。それが配信やストリーミングから突如消える。これは怖い。特にストリーミングは所持ではないから消えたら二度と聴けない。ローカルに保存しとけるといっても一瞬だろうし。それが今後の懸念材料だ。
それを考えるとオフィシャルのディスコグラフィにはもっと一覧性を高めたデータ色の強いページを付け加えてどの音源が今どこで手に入るかを把握しやすいようにしておいた方がいいのかもしれない。確かにどの音源まで把握するかは難しい。関わるレコード会社が複数だもんね。とはいえある程度まででも利用価値はある筈だ。ストリーミングに軸足を移すというのならそういったオフィシャルによる「ほぼ全曲インデックス」の構築が待たれる。そういったところで仕事をしているアピールをしておくのも悪くないんじゃないかな。