無意識日記々

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22年前と14年前と1年前の反省

今日はCubic Uのアルバムデビュー22周年記念日。アメリカではインディーズだったが日本ではしっかり東芝EMIという大手からリリースされているのだから普通にヒカルはプロになって22年と言っていいかと思われる。人生の3分の2か……。

ところがこのCubic Uへのファンの反応が薄い。そもそもなかなか売っていないから知らないというのもあるだろう。今後はストリーミング配信に乗ってないという理由で"不馴染み"になっていくかな。しかし、Utadaの活動が始まった時の「宇多田が海の向こうでなんかしてる」感を思い出すと、更にガチ洋楽でしかないCubic Uに関心が向かないのも仕方がないかなとも思われる。

何より、ヒカルが触れない。オフィシャル・ディスコグラフィにも記載が無い。どういう契約だったのかもわからないが、黒歴史という程ではないものの「触れてくれるな」感が出ている風にも取れる。

なお当日記では、昔書いたように(あれ?書いたっけな?あやふやだわ)、日記を始めた当初から「もし書くネタが無くなってきたらCubic U特集をして凌ごう」という計画でやってきた為本文でも極力触れないようにしている。上記のようにオフィシャルも積極的に取り上げないという事もある。契約の事情かもしれないとはいえ気を遣いすぎる事も無いのだが(こんな遠慮の無い日記が気を遣う筈も無い。今直ぐ無遠慮日記に改名しても全く違和感が無い。)、取り敢えず回避しても案外作風の変化とか記述するのに不都合はないんだよね。Utadaとも別物だしな。

ただ、未来に目を向けると日本のファンのドメスティック志向はどうなんだろうというのはある。ヒカル自身は、例えば宇多田ヒカル名義の楽曲である『Stay Gold』のライブ初披露の場に『In The Flesh 2010』を選ぶなど垣根を設けているつもりはないらしい。いや、もっと踏み込んでいえば、世界中で日本という国だけが、ヒカルの活動を日本語のみに限定させてしまっているのである。

いや確かに『Utada United 2006』にはUtadaパートはあった。が、映像商品でもみられるように(わかるかなぁ?)聴衆の反応がイマイチなのだ。あれではなかなかその後の英語曲披露に積極的になれないのもわかる。せめて任天堂のコマーシャルでもFM局でも流れまくった『Easy Breezy』ならもうちょっと反応はよかったかもしれないが……って14年前の事反省してもしゃあないか。

世代が変わって2016年以降にファンになった人達は英語曲に対するアティテュードは異なっているのだろうか。『Don't Think Twice』や『Face My Fears (English Version)』への反応をもっとチェックしときゃよかったなと1年前の事も反省しつつ今後に活かしていきたいと思います。