曲ごとのイメージ絵画と歌詞を組み合わせた“絵本”と音源、という組み合わせは所謂「レコードブック」という媒体スタイルに近いかな。絵が無理だったら写真集でもいいか。撮影者が別に居てヒカルが被写体なら12枚撮るのに12年掛かる事はない……と思う。『Laughter In The Dark Tour 2018』映像商品(おい今一度も入力した事ないのに某NHKアニメのタイトルが変換候補に出て来たぞw)には待望のフォトブックがついていて感謝感激しきりだったのだけれど、何しろ本体が映像商品なもんだから「フォトブックを見ながら本体を楽しむ」という形態ではなかった。画面に映ってるヒカルの方を観ますもんね。だが、本体が音源のみなら絵本やフォトブックを観ながら観賞できるのでとても嬉しい。豊かな時間の過ごし方。
というフィジカルを売る一方で、そんな高そうなモノには手を出せない、という層に対しては「アプリ版」のリリースが不可欠だろう。そういうプラットフォームやフォーマットがあればいいんだけど今のところ見当たらないかねぇ? まるごと映像作品にしたら「ページを自分のペースで捲りながらモードに切り換える」っていうのが出来ないし、つまり、デジタルフォトブックと歌の組み合わせをまるごと単体のアプリケーションとしてリリースする訳だな。高精細版として8K相当画質の静止画とハイレゾ音源の組み合わせなんかも用意したりして。ここまで来ると如何に宇多田ヒカルといえども予算が厳しくなってきそうだが、どうせあたしは全部買うんだし構わないぜ。あ、でも、しまった、『Laughter In The Dark Tour 2018』のスカパー版チェックしてないな……Netflixの英語字幕で満足してすっかり忘れてたよ。そういや今晩と明晩から全国ネット等で「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」の再放送があるからまだご覧になってらっしゃらない方は是非どうぞ。全くの余談でした。
あんまり売り方が増え過ぎても売る方も買う方もしっちゃかめっちゃかになるのが課題だわねぇ。『Fantome』の時に『通常盤仕様一形態』の8文字が大絶賛を浴びたので次もそうするべきなんだけれともさてどうなりますやら。『Face My Fears』のアナログ盤みたいに発売時期をずらすのもいいかもね。豪華盤の類いは買う層が限られているからね、いつでも存分に貢がせて貰っていいですよっと。さて、次のアルバムはどんな売り方になるでしょうかねぇ? 今年度中には来てくれるかな?