無意識日記々

mirroring of http://blog.goo.ne.jp/unconsciousnessdiary

なぜだか今夜はこんな事を書きたくなった件

伊勢谷友介くんが大麻取締法違反の容疑で逮捕されたんだってさ。こういう話題はもう飽きてるんだけど、何しろヒカルが主題歌として『誰かの願いが叶うころ』を提供した映画『Casshern』の主役を演じていた役者さんなので、備忘気味に触れておこうかなと。

ヒカルが伊勢谷友介くんとどれくらい知り合いなのかはわからないので何とも言えないのだが、交友関係、交友範囲に薬物云々の話題が出てくるとちょっとそわそわすると言いますか。いやもう先に言っておこう。ヒカルがこういうので逮捕されても私ゃ一切叩かないですよ。いや、ヒカルに限らんのだけどね。

こういうの、というのは薬物についての案件だ。これだけ情報化社会が進み医療技術や知識が発達していく中で、薬物の所持や使用で犯罪者を増やしても社会的な利得は全くと言っていいほどない。害のある薬物に苛まれてるなら早く治療してやれよ。大麻に至っては以下面倒なので略。

こういう話をすると「ともかく現行法では犯罪なのだから」と言われるのがよくあることなんだけど、そういうのって、《この国では国民自身が法律を選んで定めている》って意識が希薄過ぎるんでないのかなぁ。立法府を構成する人達は我々が投票で選んでるのよ。衆議院議員を代議士と呼んだりもするし、専門で立法してくれる人をうちら自身が代理として選んでるんだ。勿論細かいやり方に不満はありまくりなんだが、原則としてうちらはうちらが生きる社会のルールを自分達で決めれる国に生きてるんだ。社会の状況が変わり知識が増えていく中で不適切になっていく法律なんて山ほどあるわけで、それをその都度我々が(理想的には)話し合って変えていく、という意識は本来全員が持っていて然るべき。それを「今のルールで決まっているから」で思考停止するのは立法意識の欠落を指摘されても仕方が無いんじゃないかな。

もう21世紀なんだし令和なんだし、薬物関連の事件に巻き込まれた人たちを犯罪者扱いして警察や司法の貴重なリソースを浪費したりせず、社会に適した形で活かせる道を模索できる法体系を庶民レベルから所望する段階なんじゃないの。なんで電気グルーヴの音楽が突然聴けなくなったりするのよ。それで誰が得したんだか。損ばっかりだよ。伊勢谷友介くん個人のことについては知らないけど(本音)、医学的見地が積み重ねられてきた現代において魔女狩りみたいな法律はもっとアップデートされた方がいいんじゃないでしょーかね。やーれやれ。