無意識日記々

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Poppinism

昨日紅白歌合戦の出場歌手が発表になったんだってね。BABYMETALが初出場。ベストアルバムシリーズ売れるといいね。それは置いといて。

もしヒカルがロンドンの自宅から生中継で出演したら面白いだろうなぁとか思ってしまった。流石にそれは無い。今年出れる芽あったのかなぁ? 考えても仕方がないけどね。ロンドンから出られる見込みが無いのだから。まぁ、当人が出るといえば出れる位には活躍したかな今年は、という程度の感想。

紅白歌合戦。そもそも「男女に別れて戦う」っていう図式自体が化石なのよね。性別という概念に惑わされず皆で協力していい世の中にしていこう、ってのが今の世界のトレンド……の半分くらいなのかな?米大統領選挙からすると。最近ではオードリー・タンの活躍ぶりなんかも象徴的だけど、少なくとも、歌で男女の伝統や分断や闘争を煽るというのは、なんかローカルな感じはするかな。

民放では紅白歌合戦より遥かに長い音楽番組を放送したりもしてるし、そろそろ歴史的役割を終えてもいいような気がしないでもない。とはいえ、公共放送で大晦日の夜に歌番組をやるという枠組みはそのままで、「男女で合戦する」という部分を変えて続けていけばいいようには思う。

片方だけでいい。男女に分けるなら、争わずにデュエットをひたすら企画するとか。それこそ、『First Love』をカバーしたばかりの宮本浩次がヒカルとデュエットすればかなり面白い絵面に……キーどうなんだろ? まだ聴いてないので知りませんわ。

合戦するなら、男女に分けなくても、都道府県別にするとか、年齢別にするとか、朝はご飯派とパン派に別れるとか(途中で寝返るヤツが居たりして?)、きのこ派たけのこ派で……嗚呼それは触れちゃいけないヤツか。とにかく、何でもいいじゃんね。

と御時世に合わせたコメントをしてみたが、アナクロアナクロに徹すべしという事もある。ヒカルだって、『Poppin'』みたいな曲を書いているのだ。あれは明らかにライブ中に男女を分けてコール&レスポンスする為に書かれた楽曲で、LGBTQ的には「どっちも馴染まないんだけどどうすりゃいい?」案件なんだよね。昔からヒカルにはそういうとこある。昔ながらのフェミニズムというか。今はフェミニズムを嫌う人達の執念で日本語としての意味が変えられつつありますが、自立した女性像を是とした思想は、なんというか、当たり前じゃんねとしか言えないんだけど、『Poppin'』みたいな曲ってそれ自体がアファーマティブ・アクションのひとつとして見たらいいのかなと、安直に感じているのでありましたとさ。ヴァギナ本の紹介とか、いつまでもらしくていいなぁとほっこりしているのでした私。