無意識日記々

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『Time』年間37位。

へぇ、moraの2020年々間ランキングが発表されたのか。ヒカルの『Time』が37位に入ってる。上半期Top20だったから妥当なとこかな。

https://mora.jp/ranking?genre=all&term=yearly&month=curMonth&year=2020&period=yearly

LiSAや米津玄師やYOASOBI、髭やヌといった今旬のアーティストたちの曲が居並ぶ中、唐突にBUMP OF CHICKEN(20位)や宇多田ヒカル(37位)、Mr.Children(45位れといったベテランによる“普通に出しただけの新曲”が出てくるのはなかなかにインパクトがあるもんだな。moraのランキングということで、SONYのCMに起用された過去のあるバンプや宇多田が上位に来るというのもあるにはあるんだろうが。

ファンクラブもないのにこれだけの支持を集めるというのは、2年前にツアーをやったのがまだ少し効いているのかなとも思う。あの時何度もきかれた「宇多田ヒカルって、いたんだ」という私の中で「ビートルズって、ボンジョビ?」に匹敵する名言が実を持って響いてくる。今そこに生きて居る人がリアルタイムで新しい創作物を届けてくれているという実感は、殆ど漫画やアニメみたいな創作物の中の存在だったスーパースターをとても身近で“気にかかる”存在に変貌させてくれる。そういや「ドラえもんアンパンマンと同じカテゴリ」っていう名言もあったな。ヒカルに向けられたものではないけど、メディアの向こう側という別世界感をよく表してる。ま単に「テレビで見る人」ってだけだけど。

とはいっても、二年経った。中学高校を例にとるまでもなく、三年も経てば人間関係とか社会的立場(下級生が上級生になったりね)も変化していき、それまでの人間関係の中で消費していたコンテンツから離れていったりするのが世の常だ。なので、本来であれば来年あたりツアーをしたかったところだが今ヒカルの所在地は実際上の再都市封鎖という状態で、何をするといってもどうにもならない。ほんと、五月五連続インスタライブは奇跡だったとしか(何度でも言います)。

いや奇跡というなら更に欲張るべきか。2021年は、オンライン・スタジオ・ライブの開催を企んで欲しいよね。ピアニストかギタリストひとり呼ぶ程度で、社会距離を保ったヤツで。それすら現行では不可能なんだけど。

これを無料にすべきか有料にすべきかが難しい。収益より、宣伝費が要るから。うちらとしては大々的に宣伝されずに少ないアクセス数で快適かつ確実な接続環境でじっくり落ち着いて歌声に耳を傾けたいところなんだけれど、今後の新曲新作のプロモーションというレーベルの事情もある。評判戦略という面では当然無料なんだけどねぇ。『Kiss & Cry』を歌うことを条件に日清がスポンサーやってくれないかしらん。(妙に具体的)