無意識日記々

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2024年最初の新曲まであと3日!

さて明日から私は三連休。明けたらもうヒカルの新曲を聴いた後の身体になってるの!? スゲぇなぁこの時代にリアルタイムで生きてるのって。

冬のこの時期で思い出すのはやっぱり17年前、2007年1月5日に世に現れた『Flavor Of Life - Ballad Version -』よね。「花より男子2」のイメージ・ソング/挿入歌。主題歌は嵐の「Love So Sweet」で、そっちもかなりの大ヒット曲になっていたのに当時もっと話題をかっ攫っていったのはその『Flavor Of Life - Ballad Version -』の方だった。劇中の使われ方が印象的というのもあったけど、やっぱり「宇多田ヒカルにバラードのスタンダード・ナンバーを歌って貰いたい」という潜在的且つ絶大な希求と需要が強かったってのが、一時的ではあるにせよ世界一の超特大ヒット曲になった理由だろうて。

1999年にバラード『First Love』でアルバムを日本記録に押し上げ、2002年には『SAKURAドロップス』が年間6位の大ヒットと、最初の3年余りでやはり宇多田のバラードは凄いという印象をリスナーに与えつつ、そこから数年はバラードのヒットに恵まれなかった。2004年の『誰かの願いが叶うころ』も2005年の『Be My Last』もリスナーの期待に応えたとは言い難い。両者ともオリコンシングルチャート初登場第1位で、前者はそのまま2週連続&月間第1位を獲得、後者はiTunes Store年間第2位を記録したにも拘わらず、だ。それだけ宇多田ヒカルへの期待がバカ高かった。その高過ぎる期待に『Flavor Of Life - Ballad Version -』は十二分過ぎる程に応えたのだった。

それから17年。デビュー25周年を迎えて26年目をひた走るヒカルに向けられる期待の高さは如何程か。一昨年末からの『First Love』のリバイバル・ヒットは、Netflix発の連続ドラマからだった。昨年唯一の純粋な新曲『Gold ~また逢う日まで~』は劇場版映画の主題歌だった為リーチした層がまた別だった気がするが、今度は17年前と同じく地上波夜ゴールデンタイムの連続ドラマだ。しかも、2001年の『Can You Keep A Secret?』以来23年振りのフジテレビ月9枠。となるとやっぱり、17年の時を経ても期待されるのは宇多田ヒカル絶品の歌唱力を活かし切ったスロウでメロウで大仰なラブバラードなのか? 「HERO」は活劇寄りだったからバラードでなくてよかったけれども、今度の「君が心をくれたから」はラブストーリーということでやっぱりバラード?? 番組側はどんな要求を出してきた? ヒカルのフリーハンドはどれくらい? 少しプロデューサーのコメントもあったりしたけど( https://www.fujitv-view.jp/article/post-1060430/3/?amp )、それだけじゃわからないことばかり。はてさて、どんな楽曲になっているのやら。

それでヒカルのこの新曲はヒットするのか。現代のバロメーターはYouTubeやサブスクでの再生回数になるかと思うが、そのエリアにはOfficial髭男dismやらYOASOBIやら、そのフィールドでずっと信頼を勝ち得てきた猛者達が切磋琢磨してる訳でねぇ。世代も違えばフィールドも違う宇多田ヒカルの数字がどうってのは、なんか違う気もするな。かといって、CDシングルのリリースも難しい御時世だし、ベストアルバムの発売も控えているしで、余りこの曲が単独で話題を攫うという展開も考えづらいか。そもそも、ドラマ自体はどんな位置付けになるのやら。

なのでまぁ、ツアーにピークが来るように、ワンクールかけて尻上がりに話題になっていくような、そんなヒットの仕方をしてくれたら有難いかなと、今はそんな風に思っているのでありましたとさ。まぁ、いっつもこんな風に語っておいて、週が明けたら前の週のニュアンスを完全に忘れてる体で語り始めるから始末が悪いんだよねぇ私って。きっと頗る機嫌がいいことは間違いないとは思うんだけどね!