無意識日記々

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緊張とテンション

ヒカルの「緊張を興奮に変え(て捉え)る」話は、日本語と英語の対比として覚えておけばいいかなと思う。

「緊張」は英語ではtension、テンションだ。

日本語で「緊張する」とか「緊張が高まる」というのは、頭が真っ白になって身体が思うように動かないとか、事態が膠着して動きたくても動けなくなるとか、とにかく固くなって不自由になることを指す。

ところが、英語で「テンションが上がる」というと高揚するとか気持ちが盛り上がるとか、結構前向きな意味にとれるようになる。カタカナに変えただけで意味は本来同じはずなのに、ね。

その「テンションが上がる」を更に日本語で言い直すと、「気持ちに張りが出る」とでもいえばよくなるかな。テンションとは糸をピンと張ったような状態を指すからね。つまり、弛緩していた気分がシャキッとなるような。

いつもならリラックスして自由に動けていたのが思うように動けなくなるのが日本語の「緊張する」で、だらけて何もやる気が出てなかった所から気持ちに張りが出てきて意欲的になるのが英語の「テンションが上がる」だ。なるほど、ゆるいのが張るといってもそれぞれに違うのだなと。

なお、さっきから再三「英語の」と言っているが、多分英語では「テンションが上がる」という言い方はしない。恐らく和製英語なんじゃないかな。でも、カタカナにするとポジティブになるというのは覚えておいた方がいいかもしれない。

つまり、

「ちょっと私緊張してきた」

と思ったら

「今私はテンションが上がっている」

と言い直せばいい

というのが今回ヒカルパイセンが言いたかった事なのではないかな、と自分なりにまとめてみたのですが、どうでしょうね。あたしがいつかヒカルパイセンにじかに挨拶する機会があったとしたら、その時は、緊張して何も喋れなくなるか、それともテンションが上がりまくって捲し立てるように話し掛けまくるか、果たしてどっちになるんでしょうね?(笑)