無意識日記々

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「あの」にはまだ早い!

曲がリリースされたらプロモーションがどんどん来るだろうとは思っていたけれど早速銀座で展示会ですか。早い!

ってか、早過ぎない? まぁ今迄と較べて、だけど。というのも、衣装展示とかって、展示品が「あの」になってからの方が感動出来るというか感慨深いものなのよ。どうしてそうなるかというと、そこに静かに置かれているから。

特にミュージシャンの活動の中での記念碑的な衣装やセットの現物実物を展示するとなるとね。ライブコンサートやミュージック・ビデオの中での動いて翻っているものが目の前に来るっていうのが当然の流れな訳ですよ。あのかまびすしい喧騒の中で躍動していたもの、鎮座していたものが今目の前にある時、自分が鑑賞していた時とは対照的に時間の流れが止まっていて、その喧騒や躍動から物理的にも時間的にも距離がある中で今自分自身の眼前にそれらが“静かに在る”からあの不思議な感覚になる訳で。

『PINK BLOOD』のミュージック・ビデオ、まだ観たばっかりだから自分の中でまだその「あの」になってないのよ。現物に漸く会えたねとかまさかこんな所で会えるとはとか思える「思い入れ」が、まだ私の中には無いからさ。

例えば今、『One Last Kiss』の展示会をしたならどうなるか。さんざ擦り切れるまで観返したあのミュージックビデオに出てきた似顔絵とかバスケットボールとか衣装とかが目の前にやってきたら、それは「うわぁ!」ってなりそう。「これがあの場面でHikkiが着てたパジャマか!」とかって、ほら、「あの」って言いたくなるのよ。思い入れがもうあるから。

こういうのは個人差もありまして。今日明日明後日で何度もミュージック・ビデオを観まくった人は土曜日からの展示会で「これがあのっ!」ってもう言えてるかもしれない。自分もそうなってるかもしれない(笑)。でも今はまだビデオそんなに何回も観てないので、まだその気分じゃないかなぁという。間違いなく嬉しい企画な筈なのに(だって間違いなくヒカルが脇を通した、じゃなかった(笑)、袖を通した衣装が目の前にあるのよっ!?)、まだテンションが追い付いていってないのはそこら辺が原因なのです。最終日あたり(6月18日金曜日か)になったら、また違う感情になっているかもしれないのよね、つまりはつまりは。

まぁ勿論、企画自体は大変有難く嬉しい事なので興味津々なのは変わりないのですが、新曲新MVが出たばかりのタイミングでこうくるとは思っていなかったので若干戸惑っている次第であります、ってところなのです。

戸惑っているといえば、早速ヒカルへのインタビューがリリースされてたのも電光石火で凄いっ! 流石に『PINK BLOOD』について深く突っ込んだ内容にはなっていないみたいでそこはほっと胸を撫で下ろした。だってそんなにすぐにヒカルから「答え」の数々を教えてくれたら今聞こえてるサウンドと歌詞から様々に解釈していく楽しみが薄れてしまうから。いや勿論これも、答えを逸早く聴いた上での楽しみ方にさっさと辿り着いた方が面白いという見方も出来るのでケースバイケースかな。インタビュー自体は大変興味深い事が幾つも書かれていたのでまた次回だか後日だかに取り上げますですよ、ニンニン。