無意識日記々

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ファンピク2021振り返りその3

っとと、深夜零時半にヒカルから今頃(笑)告知があったか。放送が終わってからのアピールが如何にも…とはいえ、今回ばかりは別によかった気がする。こういう既存のマテリアルを使った企画ってのは「本人が休める」からいいわけで。ベスト盤の発売とかね。休みをとるなり制作に没頭するなりなんでもいいけれど、スタッフに繋ぎを任せて本人は表に出なくていい時間を作れるって側面は大事よ。なので今回は迅速な告知ふんがーっ!でなくてもそれはそれで構わなかったかな。寧ろよく認知してたなっ。

てなわけで9曲目は『Letters』。曲自体は予想が当たったけど、あたしは『WILD LIFE』を推してた。実際は『UTADA UNITED 2006』でした。この曲は『COLORS』と共に「毎回大胆にアレンジが変わる曲」としてライブでは常連だけど、よりによってあの奇妙奇天烈なバックの映像をフィーチャーしたウタユナ版を使うかね!?(笑) ほんと、何故あれがあんなことになったのか未だに謎なのでな。当時会場で観た時は「殿がご乱心召された!」てなもんでしたのよ。きりやん監修だった筈だし。でもま、音自体は勿論素晴らしいのでこれはこれで。

10曲目は『MTV Unplugged 2001』から『FINAL DISTANCE』! この曲もこのテイクも予想が当たった訳だけど、こればっかりは自信がありましたのよ。というのも、今度の7月25日でこの曲は「発売20周年」を迎えるからね。あたしたちとしてもこの季節の雰囲気と分かち難く結びついたイメージが強いんですよ。あの頃を知るファンとスタッフが居れば、選ばない訳にはいかなかったでしょう。今のヒカルにはこんな風には歌えない気がするので、一期一会唯一無二のライブテイクと言えるのではないでしょうか。

11曲目は『Fly Me To The Moon (In Other Words)』! ここでもカバーきたよ。最初から2曲目に『Beautiful World』で、最後から2曲目がこの曲ってエヴァへのリスペクトが露わになっていていやまホント粋な曲順だったね! ライブテイクは『Bohemian Summer 2000』から。この時しか歌ってないからこれで決まり! そういやそうか、『MTV Unplugged 2001』では歌ってないのか。うってつけだったろうに。いやまU2のカバーが圧倒的だったからいいんだけども。

そしてラスト12曲目は! 『Passion/Sanctuary』!!!!! ああああああああぁぁぁっ…!ってなったね。まさか『In The Flesh 2010』から選ばれるとは……しかもこの神をも超越した融合版を……その手があったか!と快哉を送りたくなりましたよ。絶妙の選曲だね。そうよな、日本語曲も幾つか歌われた中で、流れの中で英語曲もってなるとな。前曲が英語曲の『Fly Me To The Moon』ってのも効いてたぜ。いやはや、恐れ入った。甚だ甚く感服仕りました。

全体的に、曲順が素晴らしかった! 興行収入100億円突破のエヴァへのリスペクトとお祝いも兼ねた感じで、何より、シングル曲以外をしっかりフィーチャーしてコアなファンにアピールした所がよかったね。昨年の反応をしっかりみて、それを踏まえたんだろうな。ちゃんと準備されていた印象です。そんなだから「始まるまではインタビュー読んどいてね」みたいな気が利いたツイートが出来るのよねぇ。有能なスタッフと、きっちり要所なテイクをリクエストしていたコアファンたちの見事なコラボレーションでしたとさ!