無意識日記々

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あの国も夢中?

『君に夢中』はチャート成績もまずまず順調なようで大変宜しい。日本のデイリーダウンロードチャートではぶっちぎりの1位、そのままウィークリーでも1位だな。日本国内はもとよりアジア圏でも好成績で、J-popチャートで1位を取るのは勿論のこと、香港、台湾、マカオ、マレーシアなどでは総合チャートでも1位を獲ってるそうな。凄いな。

更に注目なのは、遂になのか今まで知らなかっただけなのかはわからないが、香港や台湾といったややこしい地域のみならず中国本土のチャートでも上位進出をしていると。他のJ-popアーティストの中にはツアーかます奴等もいるけれど、ヒカルは今まで無風状態だったんでないの? これまた凄い快挙ですね。

心当たりがあるとすれば今年資生堂のキャンペーンでアンバサダーとなって露出が増えたというのがあるのかなぁ? それも、もともと潜在的な人気が燻っていてそれがやっと浮上してきたという流れな気もするな。幾らインターネットを統制しようとも、(向こうから見た)海外からの情報を完全に遮断するのは難しいだろうし。

そういえばついこの間bilibili.comに宇多田ヒカルのオフィシャルアカウントが開設されたという報があった。よく気がつくもんだと思っていたがトップページに行ったらその動画が宣伝されていた。過去に「宇多田ヒカル」で検索したことある人限定だったのかもしれんが、まぁこれなら気がつくかー。認証マークらしいものもあるし、いよいよ中国市場に進出する足掛かりなのだろうか? 微博のアカウントとかとってなかった?

今や世界最大の市場になるかもしれない国なので勢い込みたいところだが、しかし、時期としてはここ数十年の中で最悪ともいえるタイミングなのではない? というのも、今年に入ってあのお国さん、表現規制に本腰入れまくりだそうじゃないのさ。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211109/k10013334371000.html

例えばこの11月9日のNHKニュースの記事などを読んでくれればわかるかなと思う。そんな感じだ。(読んでくれなくても構わない)

こうみえて(どうみえて?)宇多田ヒカルの書く歌詞はなかなかにアグレッシブである。『B&C』が、「アダムとイブの歌を書くのはどう?」と提案されて「あたしその話嫌いだし」と突っぱねた挙げ句にカウンターとして書かれた話は有名だ(あたしばっかりこのエピソードを引用してる気もするけど)。イギリス・デビューとなった『You Make Me Want To Be A Man』のプロモーションビデオが聖書の創世記にケンカを売った内容なのも、ここの長い読者なら御存知だろう(これはあたししか言ってないしな)。

幸いにも(?)中国は宗教国ではないのでこれらの描写が直接にあちら様の気分を害する事はないだろう。しかし、ヒカルが創作活動で今後己を曲げるとも思えない。毎作の有り得ないクオリティの高さを考えると、どうみても全曲命懸けで作ってる人が作品作りを妥協する事は想像できないのだ。クオリティが上がる場合の提案のみ受け容れるだろう。そんな人なので、今年の今というタイミングで大陸上陸するのは如何にも不都合ではないかと思う。何か考えでもあるのかな? ほんの半世紀前に同国で起こった身の毛もよだつ「文化大革命」(名前とエピソードがこんなに噛み合わないネーミングも珍しい)がどんなものかを授業ででも習った事のある世代は、戦々恐々としておりますですよ。