無意識日記々

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絶賛答え合わせ続行中です

いつまで『BADモード』モードなのだろう。いつもならチェックしてる筈のラジオ番組やポッドキャストや新譜の数々を悉く放置してずっとライナーボイスを聴いてる始末。ヒカルの喋りとヒカルの楽曲が交互に襲ってくるなんて逃げおおせるとも思えません。

2016年の『ファントーム・アワー』も2018年の『トレビアン・ボヘミアンスペシャル』も素晴らしかったが今回は乾燥機をバックに時間無制限。あれもこれもとまぁよう喋ってくれること。これひとつひとつひとことひとことアタマに叩き込んでおきたい。

何しろこの日記には「こうじゃないかな?ああじゃないかな?」と毎日妄想と推測が綴られているものだから、なかなか現実との接点が無い。そこにこうやってヒカルが「本当のこと」をたっぷり話して聞かせてくれる時間を作ってくれたのだから誰よりも食いついてしまうのは致し方なし。いわば大学受験のために何年も頑張ってきた人が本番の受験を終えて自己採点をしている時のようなそんな気分……? いやいや、推測が間違っていたとしても別にそれで落ち込む事は無いので、もっと切実に人生を賭けている受験生の皆さんと較べるのは失礼だな。そんな一発の試験だけで落ち込まなきゃいけないシステムの是非はまた別として。現実こうなっちゃってるからね。

そんな中で今回「推測がハズレててよかった」と心底思わせてくれたのがノンバイナリ発言と資生堂との関係。どうしても企業の姿勢上資生堂は(…駄洒落のつもりはない…)伝統的に“女性性”の強調からは逃れられない中、タイアップとCM出演を目前に控えた宇多田ヒカルがノンバイナリ発言をするというのはどういう戦略上の意図があるのか、ひょっとしたら両者に確執めいた内情でもあるのか??とかなり訝った事を私は書いてきていた訳だが、それらは杞憂も杞憂、私の勘違いでしかなかったのでした。

というのも、ヒカルさん、今回のライナーボイスの英語版で「ノンバイナリ発言するときに資生堂のことすっかり忘れてて焦った」旨の発言をしているのですよ。意図的でも戦略的でもなく、単にアタマになかったのだと。

勿論、プロなのでこの発言が嘘という事もあり得る。ヒカルがそういう私のような疑いを見越してそれを収める為に方便を使った、というね。でももしそうだとしても、それをそのまま受け容れるのがこちらのあるべき姿だろう。それが真実かどうかより、ヒカルが受け手にそう受け取って欲しいと願っている事の方が大事なのだから私は勿論その意図に従う。だから言ったことはいつでもそのまま受け取ってるのですよ。例えばスタッフが「あそこが“あるきたに”に聞こえたのは楽器の干渉が原因」と言うのだからそれはそうであるのだ。なのでそう受け取っておこう。うむうむ。

という訳でこの資生堂とノンバイナリ発言の件に関しては今後特にツッコまない。人によっては不満もあるかもしれないけどね。…ってこれ、そのライナーボイスの部分も書き起こして翻訳しなきゃいけなくないか私が。いやはや、ちょっと時間のかかる作業になるので暫く時間を下さいねっと。