無意識日記々

mirroring of http://blog.goo.ne.jp/unconsciousnessdiary

テレビもタバコも消してよね

おぉ、連日のインスタ更新。今度は書籍の忘れ物か。

でまぁ、ツイート通知が来ない。皆さんのリツイートのお陰で投稿が知れるのだけど(いつもありがとうございます)、投稿時刻が日本時間午前1:18。惜しい。本人には思い入れ無いのかな。いや時刻と誕生日って別に関係ないけども。

そんな深夜だとこちらは寝てたりする訳でね。通知が来ないと取り逃すよなぁ。ツイッターは時々仕様変更を一部の機能とか一部のOSとか一部のユーザーに対して実験するとこがあるから何かの一環なのかねぇ? 株主騒動で全体の方針に影響が出るのか出ないのかユーザーも見守ってる状況なだけに、仕様変更には敏感にならざるを得ず。

言論の自由ってのは何でも好き勝手に発言していい、という主張ではない。他者とどう折り合いをつけるかというのが主眼だ。世の中に自分しかいなければどこで何を言ってもいい。聴いてくれる人もいないけど。お互いの言い分を聞き合って、その中で自由度を最大にしていこう、というのが大事。

なので、他者の言論を抑圧する言動がいちばんの御法度となる。どれだけ個々の表現活動がより自由に、より活発になるか、それを常に見守り続けない空間に言論の自由表現の自由は無い。

極端な話、誹謗中傷された人が怒りのあまり勢いで1曲名曲を書いたら、それはそれでいいのだ。しかし、圧倒的に、悪口を言われたら萎縮する人の方が多い。悪口の怒りを表現活動に結びつけられる人は稀だ。

宇多田ヒカルという人の創作活動というのは、本人曰く「作ってる最中は怒ってばっかり」なのだが、結果出てくる楽曲に「怒り」の感情が載ってる事は殆どない。何か理不尽な出来事に遭遇したとしても、それを憂いたり悲しんだりというのが多い。

そんな中で『You Make Me Want To Be A Man』という楽曲は本当に貴重である。「タバコに火を点けないで」なんて歌詞は、それ即ち「ちゃんとこっち向いて私の話を聴いて」という意味なのだろうが、これはまさに『光』で歌われた幸せいっぱいの『テレビ消して私のことだけを見ていてよ』と対になっていて、幸せが怒りに変化した様を如実に表現している。ヒカルが(UTADAが)怒りをモチベーションにして1曲を書いたのは珍しい。

そして、そんな楽曲のタイトルが「あなたのせいで私は男になりたい」なのだから、これは今の視点からみたら非常に示唆的だ。先日の男装の話題もそうだけど、今までのヒカルのアウトプットから「男性性へのアプローチ」をノンバイナリ宣言に沿って見直していく必要が、これから高まっていくかもしれません。