無意識日記々

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エアスタジオにワープできるのか?

LSAS2022は元々まずは1/19の有料配信、次に2/23のCDバンドル、そして今回のNetflix配信と音源ストリーミング&ダウンロード、という流れでリリースされてきた。こうしてみると、「先行すること」にお金を払っているんだなと。

逆にいえば暫く待てばそれなりにタダで手に入るということなので、今後の音源や映像のリリースに関してリスナー側がどう捉えていくのかは興味のあるところ。

中には、こっちはお金払ってたのにと不満を持つ向きもあるかもしれない。こういうのは告知のタイミング次第で、確かに1月の時点で「6月からNetflix配信するから!」とは言わなかったし言えなかったし、なんなら決まってなかったかもしれない。ここらへんは事実関係の整理と気持ちの整理を分けて考えないとね。

こちらとしては「妙な気分」というのがある。感染症禍下でオンラインイベントがリアルイベントの代替として扱われていく中、音楽のライブコンサートもそこに組み込まれてきた。スマホを覗き込んでるだけでも「これはライブですから」という料金をとるようにもなってきて。配信で5000円て度胸あるなと思ってたら結構定着しとったな。

そういう風潮を背景に見据えると、今回の配信開始は、もしかしてLSAS2022を「ライブコンサート」として見たときの、昔で言えばDVD発売のタイミングにあたるのかな?という。そうとも捉えそうなのが、何か妙な気分にさせられるとこなのよね。

ヒカルのライブDVDのリリースって大体収録から半年後くらいで。現地で実際に観た人は思い出に浸り、観れなかった人は悔しさに臍を噛みつつ或いは感謝の滂沱に溺れつつ鑑賞するという構図だった。

だが今回は配信で、しかも録画だったから、なんだろう、そういう差別化はできないわよね。最初の有料配信時点でタイムシフト再生してた身からすれば、Netflixで観られるようになったからといって、戸国は違いは無い。

ということでこれは逆から考えるべきだろうな。もし今後、リアルの場でコンサートがあった場合に、『Laughter in the Dark Tour 2018』とLSAS2022のケースを踏まえながらその後の映像ソフトをどう展開していくかが決まっていくのだろう、と。

こちらとしては、その2018年の『Laughter in the Dark Tour 2018』までに導入されていたVR回りの技術が今後どれくらい取り入れられていくのかにも興味があったのだが最近は音沙汰無いね。また何かやるのだろうか。

差し当たってそこで気になるのは、今回のLSAS2022音源配信開始におけるフォーマットの種類である。例えばApple Musicなら通常の音質の配信に加えて、ロスレス配信、ハイレゾ配信、更にドルビーアトモス(空間オーディオ)配信が有り得る。例えばこのロンドンのAir Studioの小さいルームの真ん中で聴いてるようなミックスが存在したりするのなら聴いてみたいわよね。ヒカルさんが目の前で歌っているような、耳元で囁いてくれるような。ここらへんは録音時の環境次第だが、1月の配信時点でSONYによる音作りのアピールには余念がなかったのでそこらへんもしっかりチェックしていきたいところ。映像のVRも興味深いが、やはりまずはサウンドのリアリティだろう。そういう意味でも今回のLSAS2022音源配信には注目しているのでありましたとさ。