無意識日記々

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One hundred million Last Kisses !?

『One Last Kiss』の総ストリーミング再生回数が1億回を突破したのだと。あなめでたや。

内訳にYouTubeは入ってるんだろうか? よく知らないけど、有料ストリーミングだけで1億となるとなんか凄いな。若い子達のアーティストは最初からサブスク一択なとこあるけど、宇多田ヒカルはCD世代だからねぇ。

昔から記録との関わり合いは深い。アルバム『First Love』は国内だけで760万枚。1億回に較べれば小さな数だがこちらは単価が3000円だからね。230億円という規模になるから正に桁外れ。他にも『Flavor Of Life』のダウンロード総数が一時的に世界記録を出すなどそういった話題には事欠かなかった。

流石に昨今はそういう話題も落ち着いていたが、今回の1億回のインパクトはなかなかだわね。「シンエヴァンゲリオン劇場版:||」も昨年の国内映画でNo.1だったというし、ダブルでめでたいぜ。

という嬉しいニュースではあるが、自分の中では『One Last Kiss』は単曲としての役割を見事に果たし、2022年からはアルバム『BADモード』の3曲目としての立場が大きくなっている、という位置付けに遷移した。そして、LSAS2022でみたように、これは間違いなくライブで爆発的に盛り上がる曲だよね。

言い方は過激になるが、『One Last Kiss』のもつあの喚起力、煽情力はあのスタジオの狭い空間にはとても収まりそうになかった。窮屈であるとすらいえた。まぁそれは『BADモード』なんかにも言えたことだけど。真価を発揮するのはやはり広いライブコンサート会場で爆音で鳴らした時になるだろう。

アルバムで3曲目に配され『君に夢中』と『PINK BLOOD』に挟まれた事で『Beautiful World(Da Capo Version)』とのメドレーになる先入観は払拭された。これ、不思議なことに初めて聴いた1周目から何の違和感もなかったのよね。新しいマスタリングが巧みだったのだろうけど、やはり『BADモード』マジックなのだろうと思ってしまうな。

これによってライブでの選曲、曲順の選択肢もぐっと拡がった。オープニングでもアンコールでもどこでもいいだろうな。勿論、EPの通りのお馴染みの順序でもいいし。それは、ここから皆がEPで聴く量が多いかアルバムで聴く量が多いかで判断されていくかもしれない。ストリーミングになると、こからへんの傾向が把握出来るのが強い…って法人にはそこらへんのデータ提供されてるんだよね?(よく知らないで言ってます)

いずれにせよ、このニュースでまた更に再生回数は上がっていくだろう。人口1億人レベルの国で1億再生回数という数字はひとつ強烈である。来月のフィジカル発売に向けてまたひとつ追い風が吹いたといったところか。いや、向かい風が吹いてもチャンスでしかないんだけどね宇多田ヒカルにとっては!