未明のヒカルの入間くんツイート、かなりの反響だねぇ。今時点でいいね5.5万超えてるな。まだまだ伸びそうだ。
ヒカルさんのツイートはそうそうバズらない。普段の落とし物ピックアップインスタツイートは数千いいねくらいですから。5桁になると「いつもより反応が多いかも!?」となる。300万もフォロワー居る割に、なんとなく穏やかだわね。
でもこれくらいの知名度になると、炎上悪目立ちの方が響く。少し前までは「ネガティブだろうが目立ったもん勝ち」とばかりに炎上狙いの宣伝を仕掛ける向きもなくはなかったのだが、今はみんな消費活動がサブスクだったり通販だったりでオンラインばかりなので、ネガティブはダイレクトに響いてくる。いつの間にかヒカルさん、時代に即応してるというか、うまく適応してるのかもしんないねぇ。
かといって、どうだろうね、ヒカルさん個人が常に流行を追いかけて時代の最先端に居続けようとしているのかというと、そんなでもない訳で。サウンド面で「今の音」を捉えてるとのは誰かというと、共に仕事をしたプロデューサー陣になるのよさ。
Skrillex (with Pooh Bear)、小袋成彬、A.G.Cook、Floating Pointsとまさに「今をときめく」共演者たちだが、これはヒカルが最先端を求めていたというより、それぞれに友人として知り合っていたからこその起用だったというのはヒカルも度々言っていることだ。既に仲の良かった人たちがたまたま時代の先頭を走る人たちだったという、ね。
この「引きの強さ」は、なんなのだろう? それこそ、「魔入りました!入間くん」みたいに(そういや字で読むと入間くんって“人間”の鏡文字なんだねぇ。It's in the mirrors of the hotel lobby ~♪)、一見名作の匂いがしない風なものですら嗅ぎ付ける。ツイートの雰囲気からすると、「息子が観てたので自分も観てみたら思いのほか面白くてハマってしまった」という経緯だったのではないかと推測するが、こうやって周りの人に助けて貰ってよいものにあたっていくというそういう力がヒカルには特別に強くある気がする。まぁ最終的にはヒカルさんの判断とセンスが的確なのは間違いないんですが。
かくいうあたしも、この未明のツイートをチェックしていたのがパソコンで、ちょうど配信で入間くんのアニメ動画ウィンドウを開いていた所だったもんで、思わず「お前うちのデスクトップ覗いてんじゃねーだろーな!?」とよくわからないツッコミを入れてしまったのだけど(笑)、こういう謎の同期現象、もう21世紀もたけなわなんだし、シンクロニシティとかセレンディピティとかいうのの更に先の言葉が出てきてくれてもいいように思えてくるのよ私は。特にWebで電脳化された人間の認識が地球規模で拡がっているのだから、新しい概念があってもいいんじゃないかな。
その「セレンディピティ」は「セレンディップの3人の王子」(セイロン/スリランカの3人の王子)という童話のタイトルが由来らしいが、もうこんな感じでヒカルさんから名前貰っちゃえばよくない? 形容詞が「Hikaruic」だとすると…「ウタダヒカリシティ/Utadahikaruicity」、みたいな?(笑) こうやって周りの人にうまいことやってもらう事をそう呼んでしまえば、よいような。ね。
いやでも、ヒカルさん、そういう訳のわからない能力、今も拡張中っぽいからな、「ウタダヒカリシティ」という言葉をたったそれだけの(?)狭い意味に押し込めてしまうのはまずいかもしれない。今後どんどん拡張していくヒカリシティ、我々が楽しんで見守らずしてどうしましょうか!