さて皆さん、カルティエのプレイリストはチェック済みだろうか。今宵は1曲サクッと取り上げてみようかなと。
ヒカルのコメントの中に
『愛し合って子供を産んで別れて何年も経った二人が歌うデュエット』
というのがある。これは恐らく7曲目の
エリカ・バドゥ「Hello」
のことだろう。この曲はエリカの歌と元アウトキャストのアンドレ3000のラップで構成されているのだが、この2人が元夫婦でこどもも居るということで、恐らく間違いないかなと。ただ、歌とラップの共演をヒカルが「デュエット」と呼ぶかというと…そうね、『Kuma Power Hour』でのデュエット特集の時もかなり広い意味で使ってたからこれもデュエットって呼ぶかもな。
同曲はカバー曲で、元々のオリジナルはトッド・ラングレンの1972年の「Hello It's me」という曲。なんだけど、エリカとアンドレが直接参照したのは1974年に発表されたアイズレー・ブラザーズによるカバーの方だ。つまり、この曲はカバー曲のカバー曲。なんとも、ややこしい。
なお余談になるが、このプレイリストの6曲目、アリーヤの「At your best ( you are love )」もアイズレー・ブラザーズのカバーなので、アイズレーの曲が6曲目7曲目と連続している。ここらへんヒカルさんが狙った曲順なのかもしれません。
で。まぁそうね、この曲の聴き所はエリカによるキャッチーなリフレインコーラスとアンドレによるキレ味鋭いラップのコントラストにあるのだが……、って、こう書くとヒカルのある曲を思い出しませんか? そう、この「Hello」って『Too Proud』のインスピレーションの源だったんじゃないかって思うんですよ。試しにこの曲を並べて聴いてみてくださいな。
ふうむ、とすると、エリカとアンドレが元夫婦なら、アルバムの『Too Proud』でラップを担当したJevonってヒカルの元カレだったりするの? んな訳ないか(笑)。ええかげんなこといわんときっw