無意識日記々

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360Rの話。冒頭の結論だけでも読んどって。

360 Reality Audioを認定機器で試聴してみた。結論だけ先に書いとく。

「有線無線問わず、

 360R認定機器か否かに拘わらず、

 手持ちで一番音の良い

 イヤホン/ヘッドフォンで聴こう。」

私は明明後日2023年1月19日木曜日夜、これで行きます。

以下ややこしいオーディオの話が続くのでここでブラウザを閉じて貰って構わないです。

…本当はこれ先週書こうと思ってたネタなんで遅きに失してるんだよね。先週のうちに書いて読者の皆さんには先週末にでも認定機器の購入とかを検討して貰おうかなとかそんな風に考えてたんだけど、実際に聴いてみたら「そこまで切羽詰まって認定機器買う必要無さそう」という結論に落ち着いたのでまぁ今週書いてもいいかなと。

試聴機器はオーディオテクニカのATH-HL7BT。一昨年のモデルか。当初はソニーのWH-1000XM5を購入予定だったのだが店頭比較してみたところ前者の方が自分の好みの音がしたので鞍変えた。解像度は劣るが元気が良かった。

で、大事なのはこのHL7、無線(Bluetooth)接続のみならず有線接続も出来るってこと。その場合はハイレゾ対応ですよというのも謳ってある。結果的に、これか大きかったのよ。

再生機器はわかりやすくiPad。そこに直接接続。USB-DAC挟んだりしようかとも思ったけどキリが無いので。

で、このHL7とiPadを用いて有線接続・無線接続それぞれを個人最適化の前と後(つまり耳の撮影をする前と後だね)のタイミング、即ち4通りの音質を主観的に聴き較べてみた。

結論:最適化の影響云々の前に有線無線で音質に差がありすぎた…!

これ実は当然の話で、iPad/iPhone/iPodBluetoothコーデックって、AAC(とSBC)しか無いのよね。これだと、なんぼハイレゾドルビーアトモスを再生しようが圧縮音源程度の音質でしか再生できないのよ。

翻って有線接続ならば、特に私が試聴したHL7は、ハイレゾ対応を謳っているだけあってロスレス音源並み(昔でいうCD並み)の音質までほぼ無劣化で聴くことが出来た。(という主観的な感想)

つまり、360 Reality Audioで個人最適化するしない以前に、iPadの場合、Bluetooth接続をした時点で音質がかなり劣化するので、認定機器でBluetooth接続するくらいだったら手持ちの非認定有線ヘッドフォン/イヤホンで聴いた方がいい位な気がするのよ今週の木曜日は。まぁ私の場合HL7を有線接続すれば音質無劣化&個人最適化済みなのでかなり強いんだけども。

生放送ではヒカルの歌声は一声のみ。「演奏とかバックコーラスとかようわからん! ただ宇多田ヒカルの歌が聴きたいだけや!」というiphoneiOSユーザーは360R&Bluetoothよりも有線を優先するべきなんじゃないかなと(駄洒落じゃないよ)。…何?イヤホンジャックがない?? だったらAirpodsはお持ちかな。あやつはAAC接続に特化したバランスにチューニングされているのでBluetooth接続の中で唯一例外的にOKだと思う。面白いよねあやつは。

兎に角、繰り返しになるが、当日は生放送、ヒカルの出せる声は一声しかない。その声をいい音質で聴くのが一番大事じゃね? その為には、360 Reality Audioに拘り過ぎず、手持ちの最も音の良い機器で聴くのがベターなのではないかなと。

他にも冒頭の結論に到った理由付けが些細ながらいろいろあるのだけど今夜は長くなったのでまた次回かな。