無意識日記々

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次はどんなCMに出るんだろうねぇ?いろいろかな?

アラフォーの、じゃなかった、かつてアラサーだったヒカルさん、最近は請けるCMも年齢なりというか大人の女性らしいイメージをもったものが増えてきた。資生堂カルティエに…CMじゃないけどこないだはパリコレにも行ってたわねぇ。中年男性としてはこういったコラボが増えてくると疎外感というか単純に関連店舗で何か連携企画があってもおいそれとは訪問できない気分になってしまうというのがあって(なのでいつも帯同してくれるご婦人には頭が上がりませんのすけ)、今後更に増えたらどうなることやらと感じてたのだけど、そのパリコレ行った疲れを癒す為に息子と猫カフェ行ってきた報告してくれてて、ほんとこの人は優しいわねぇぇぇと涙ぐんでましたですわ。ファンの中にはこういうおっさんも居るってわかってくれてるから、親近感を齎すネタをわざわざ投下してくれてまぁ。

コラボ相手次第での疎外感、というのであれば宇多田ヒカルの場合結構紆余曲折を経ているというか。デビュー当時は「新世紀エヴァンゲリオン」の主題歌を将来歌うと言われてもシリアスには捉えられなかっただろう。アニメ作品とJ-popアーティストとの距離感というものが現代とまるで異なってた。名探偵コナンスラムダンクるろうに剣心のようなゴールデンタイムのメジャーな作品なら兎も角、テレ東で夕方にやってたロボアニメ(と呼ぶと昔からマニアに怒られる)で最終回の納期が間に合わなくて破綻した作品なんて全くお呼びじゃなかったというか。何度も「non・no」の表紙を飾った10代女子歌手とはまるで関係のない世界だった。その頃は出るCMもMDとか携帯電話とか、もっとポピュラーなものだったしな。

しかし、それも『Beautiful World』がリリースされる2007年頃迄には随分変わっていてな。表紙を飾るのは「Casa BRUTUS」とか「Invitation」とか「ビッグコミックスピリッツ」とかになり、タイアップも「キングダムハーツ」に「ニンテンドーDS」にと少しずつインドアな方に傾いていった。エヴァの主題歌を担当すると聞いてもそこまで違和感はなかったのだそうなってきた頃は。いや、勿論J-popアーティストのトップクラスがコアなアニメ作品とコラボレーションするというのは真にエポックメイキングではあったのだけど。

…と、いう変遷を経て間もなく四半世紀。はてさてこの「宇多田ヒカルのイメージ」はどちらに向いていくのやら。案外まだアピールされてないのは「ママとしての宇多田ヒカル」よな。息子とCMに出るとかでなくても、子育て奮闘記を披露するだけで全くイメージが変わるだろう。そういう雑誌、そういう媒体の取材を受け始めたらCMとかまでもうすぐやよね。

他にも、「サントリー天然水」のCMに出たことでアウトドア系の何かに発展するかなぁとも思ったけど、こっちあんまり歌がどうのってならないかも?? 全く不案内なのでわからんわ。

という感じで全くここからの未来が読めないのだけど、ひとつだけずっと続くだろうコラボレーションがあって。それは、勿体振っていう必要の全く無い「音楽関連」のコラボレーションだ。ワイヤレスイヤホンを例に取るまでもなく、MDやらレコチョクやら、音楽に関わるCMや連携は今後もずっと途切れることはないだろうね。なので、色々と疎外感を承る機会は今後もあろうかと思うが、我々は「音楽ファン」で居続けたら未来もずっときっとどこかでまたヒカルさんのコラボレーションを素直に喜べる時が来る訳なのです。そこだけは押さえとけばいい。年齢とか性別とか人種とか云々とかとかに関係なく、ね。それ以外の時は「たまには不案内な業界のことを知るのもいいかな」くらいなリラックスした態度で臨んでおけばよろしいんじゃないでしょーか。