無意識日記々

mirroring of http://blog.goo.ne.jp/unconsciousnessdiary

宇多田家の人は歌だけの人じゃないけれど。

くっ、MUSICAめ…Amazonプレイリストで収録した分、文量的に恐らくほぼ全部文字起こししてある上に「MUSICA用のインタビューを追加」だと……!? それがまた結構な文字数あるじゃないっすかコレ単独でインタビュー記事構成できるくらいのっ。こんなん購入不可避やないですか。だけどこんな大きい書物を引っ繰り返しながら日記を書くのは無理なので、内容に触れるのは電子書籍版が出てからになるかな。え?自分で誌面の写真撮っちゃえばいいんじゃないかって?? あーそうね、もし電子書籍版が待ち切れなくなってきたらそうするかも。取り敢えず、有泉編集長、大人しそうな風なのにぬかりねーなっ!(※ 音楽雑誌の編集長務めるくらいの人はまず間違いなく抜かりないですよ)

…バランスが難しい(唐突)。この2ヶ月近い『Gold ~また逢う日まで~』関連のプロモーションでいちばん話題になったのは多分「まつもtoなかい」で、更にいちばん好評だったのは「杏さんと餃子を作る動画」なのよね。私も何れも楽しんで観させて貰ったから何の異論もないんだけど、だからってこういう音楽雑誌がやるようなコアなインタビュー、難解な話題を避けて通るだなんて無意識日記に出来るはずないじゃないのさっ。いやそれどころか宇多田関連でいちばん難解な話題を取り上げる場所じゃないのさっ。音楽雑誌のインタビューに対して「猪口才な、なまぬるいわ!」くらい言えないといけないよね。って、どういう使命感で居るのか本人もわかってないんだけど。

でも技術的な詳細を語った日記ってあんま自分で読み返さないのよなぁ。歌詞の音韻構造がどうなってるのかとかそういうの。なかなか面白い日記にならない、っていう致命的な欠点があるらしい。自分に興味のある話題だというのにそれを素直にそのまま書いたらつまらない、って妙ちきりんな話なんだけど、とまれここらへんが今後の課題だな。来年で(前身も含めると)20年になるこの日記に「今後の課題」があるだなんてこそばゆいけどね。その課題が克服できたら少しは格好がつくのかな。

ということで「もっと濃い話題に突っ込みたいけど少し軽めの話の方が読んでて面白い」という理由で最近の当日記の軽重バランスは構成されております。…で、なんなのさこの独り言は?

いや独り言っつっても、このジレンマはヒカルさんも抱えてると思うんだ、って話ですよ。インタビューで音楽的な話をした時より餃子作った時の方が何十倍もリアクション貰えるってミュージシャンとして…あんなに頑張って何ヶ月も何年もかけて1曲作ってるのに1時間とかで仕上げた餃子の方が評判がいいなんて…いや食べて貰った訳じゃないけどさ。

まぁもうパイセンも25年近くやってるんでそこらへん開き直れてるんだろうし、今更愚痴垂れるような真似はしないだろうけどね。でないとあんなに堂々とレッドカーペット闊歩出来ないよねぇ。自分自身がどう見られているか、自分自身をどう魅せれるか、それを非常に正確に心得てるのが復帰後のヒカルさんが大きく成長したとこだよね。息子から「ママかわいい」「ママかっこいい」って言われてきてるんじゃないのかな…そういうのって大きいわよね…。

兎に角、新曲プロモーション時に新曲自体以外で話題になってるのは、勿論それを取っ掛かりにして曲を聴いて貰えたらってことなんだろうけど、音楽職人としては根本的には思うところがあっただろうなと改めてそう思ったのでありましたとさ。(…本当に過去形で、いいのかなぁ…?)