無意識日記々

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噂の緑(色な綾鷹の広告 )を観に来ました


そういえば私も週末に品川渋谷新宿とプロモーション稼働をみてきましたよ。発売後1週間以上経ってるというのにまぁ広告の分厚いこと。品川で山手線に乗ろうとしたらでっかい綾鷹の宙吊り広告がどーん! 電車に乗ったら乗ったで車内画面では綾鷹トラベCMが矢継ぎ早。音が無くてもアガるもんだね。そして渋谷駅に降り立ったらハチ公口をぐるりと囲むようにまた綾鷹Hikkiがどーん!どーん!どーん! いや凄いね。タワレコ渋谷もまだ一階中央占拠してたしなぁ。新宿なんかデジタルサイネージで今度は『SCIENCE FICTION』の広告が打たれてる。タワレコ新宿のフロア以外でもSFが来るのでいやこれは街を歩いてたら宇多田ヒカルがベスト盤出したってイヤでもわからせられるわね。都会の広告事情、恐るべし。


だけど伊藤忠はみなかったなぁ。どっかにあったのかもしれないが、どちらにせよ綾鷹に圧倒される形ですわね。うむ、となると『Electricity』の露出が減るのでそこが残念!


日曜日のJ-Wave TOKIO HOT 100では5曲ほど同時ランクインしてたけど、いや凄い陣容だよね。オートマ、トラベ、マルセイユがそれぞれリミックス/リレコーディング/ニューエディット、だもんね。今回の物量には驚かされっぱなしですわ。あれだけお金のあった2000年前後でもここまでのプロモーションはなかったな。だからこそ、その『Electricity』への注目度が相対的に低いのが勿体無いのよね。


まぁ改めて言うまでもなく、ヒカルの場合アルバム曲をいつもone of themとして消費する事になっちゃってて、嗚呼シングル曲以外も素晴らしいのにって毎度忸怩たる思いに囚われるのが通例(『嫉妬されるべき人生』みたいな後追いタイアップとかもあるけどね)なんだけど、『Electricity』は「2024年の宇多田ヒカル」を最も表現してる楽曲なのだし、だからこそ、アルバムでは過去の曲を散々並べた最後に配されているんだから。幾つものワームホールを通ってのタイムトラベリングの旅から現代に帰ってきましたよの曲順になっとる(マルセイユはボーナストラック扱いとしてね)。まさにこのアルバムの主役。水戸黄門でいえば8時42分に出てくる印籠だ(あれがなければ御老公はただのじいさんだから印籠こそが主役よね)。それが折角タイアップをとったのに「オートマとかトラベとか懐かしいね」とか「First Loveをテレビで歌ってる〜!」とかの声に埋もれてるのは、これ誤算なのか何なのか。


でもま、今回のインタビューで最後の『I just wanna celebrate with you』の一節が、最後の最後に付け足された事が判明したので、やっぱりきっとここは「ツアーで会いましょう」のサインなのだと受け止めておきましょう。ベストアルバムを本編全編聴き切った人に対してのメッセージ・アピール。25周年をリスナーの皆と一緒に祝いたいと。アルバム制作がやっと終わろうとしていて、次のスケジュールが頭を掠めた。それがツアーリハーサルだったんでないかな? だから、最後にツアーを視野に入れた歌詞を入れてみたと。もしそうだとしたら、ますます『Electricity』は「2024年の今」たくさん触れ合うのがいい。てことで、テレビを見ない私が言うのは的外れ極まりないのだけど、伊藤忠さん、もっとプロモーション頑張ってね︎