無意識日記々

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信頼と期待と

前日にゲネプロを通しで敢行しているとはいえ(なぜかそのタイミングで現地に赴いて外から全曲聴いたツワモノも居たりするんですがね〜)、一万を超える聴衆を前にナマで初めて歌を披露するというのは完全にギャンブルである。

光はそのギャンブルに一曲目から打って出た。しかもGBHという(聴いた印象より遥かに)難易度の高い曲からだ。今に始まった事ではないが、コンセプトや完成度の為には自分の身体や精神もツールのひとつくらいにしか考えていないのだろうか、実現可能性を度外視とまではいかずともかなりのハイレベルに設定してきた。5年前のツアーで喉に支障を来したのもスタミナ面をかなりシビアに見積もった為だった。

勿論誰だって新曲をライブで唄う時は初めてなのだが、上記のように自らの身体的拘束条件をかなり後回しにして創作&制作しているかどうかといえば、無意識的にでもライブでどうなるかという点に気を配るのがライブアーティストなのだ。光はそうではなく、根っからのスタジオアーティスト。なのにファンからのお望みとなれば唄ってしまう。サービス精神旺盛過ぎ。無理はしない主義なんて嘘である。

いや、嘘ではないかもしれない。嘘ではなくしてしまう、のか。当初は無理だろうと思っていた事も無理ではなくしてしまう。今回のライブでいうなら、GBH,テイク5、そしてBLUEがそういった楽曲たちであったろう。特にBLUEは事前に「こんなのナマで歌える訳がない。喉が一瞬にして潰れる。」と思っていた。すいません、侮ってましたm(_ _)m

やっぱり、唄って欲しい歌は取り敢えず「唄って欲しい」と素直に声に出して言うべきなのね。もっと信頼しないとだわ。反省々々。