無意識日記々

mirroring of http://blog.goo.ne.jp/unconsciousnessdiary

半年経過したので悩んでみるフリ

こういうブログをやっていると、彼女がアーティスト活動休止期間中にどう振る舞えばいいか実に悩ましい。ミュージシャン/アーティストのファンというより、単に宇多田光という人が好きなだけだからだ。Simple And Dirty KOI-GOKORO, That's Allなのである。

ただ音楽が好きなだけなら、だいたいのミュージシャンには影響を受けた人物なり、同期で似た音楽をやっていたり、後輩に影響を与えたりしているので御本尊が休止中の場合はそういった周囲の音楽の話題を取り上げればよい。

しかし、光の場合そういう人間が極端に少ない。人当たりも評判もいいのに何故か社交的でない、とでもいう感じなので、たとえアルバムに参加してもらってもそういった人たち、GLAYやらThe Back HornやらTimbalandやらの活動に触れても、ニュース以上の意味を持たせられない。音楽的な繋がりも人間的な繋がりも薄いし、関連付けようとしてもなんとなく無理が出る。

そういった印象を与えない、深く繋がっている感じのするアーティストも僅かに居る。尾崎豊フレディ・マーキュリー、といった所だ。スティングも入れていいかな。そして忘れてはいけないのは藤圭子だ。そういったひとたちとのスピリチュアルな繋がり具合ならブログの話としては面白くなるかもしれない。

しかしそれ以上に、「別に音楽の話題でなくてもいい」というもっと身も蓋もない意見があって、音楽音楽歌唄歌詞歌詩と毎度書いてる私ですらそれには同調せざるを得ない。宇多田光がまず好きで、彼女が歌っているから歌を聴く、という順番な感じである。特にここを読んでいるようなコアなファンは「何をやってもついていきます。ていうか目が離せない。でも目が合ったら恥ずかしくて下向いちゃうかも」という些かBjorke("ビョーキ")な種族であろうから、何がなんでも音楽でなくてはならない、ともならないのではないか。いや色んなファンが居るのは知ってるけどね。

もっと微妙な問題があって、では僕らは"宇多田光っぽいもの"にはどれくらい関心を示すのだろうか。音楽面では、似たポジションのアーティストをみつけるのが無理なのでこの質問自体成り立たないが、はてさて、まぁ例えばミラクルひかるをどう想うか、という問いのたて方ならわかりやすいか。

実際に会って挨拶程度に言葉をかわした事があるせいもあるかもしれないが、私が彼女を魅力的だなと思うのは、まず人間的に素晴らしいこと(周囲への気遣いや心配りなど)、頭の回転が非常に速いこと、単純に表情豊かな別嬪さんであること、などなどだが、光に似ているから、というのはちょっと違う。寧ろ同じ対象を執拗に愛している同志として共感する部分が強い。この、光に似ているから好印象、というのとお互いに光が好きだから好印象、というのは微妙な、しかしかなり根深い差異だと思われる。

となると、やはり私(たち)は唯一無二、One And Onlyな宇多田光という人間を特別に愛している、という「当たり前だ!」(ルフィがナミに麦わら帽子をかぶせながら叫ぶ感じで)な結論になり、やはりこのブログは彼女の人間活動中に何を書くべきか悩むことになる。まぁその割に2011年上半期もなんだかんだ、震災による半ドン期間もあったとはいえ、のらりくらりと書いてきてるわけだから案外私は心配していない。なんやねん。(笑)

というわけで下半期も引き続き変わらずよろしく〜。