無意識日記々

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バージョンのジレンマ

以前指摘したように、ヒカルのレパートリーには2つ以上のバージョンを持つ曲が結構ある。LIVEで問題になるのは、どちらを今宵歌えばよいか、だ。

EternallyとEternally -Drama Mix-なら、正直どちらでもいい。あのハミングを差し挟んだから今日はDMの方だった、とか結構楽しいし、「今宵はどちらだろう」とLIVEを複数公演観る楽しみも増える。

これが、DISTANCEかFINAL DISTANCEかとなるといきなり論争の的になる。元々爽やかな切なさが売りだったDISTANCEにひきかえ、FDの方は大仰なまでに感動的な所が持ち味だから、全くテイストが異なる。ひとつのツアーで両方どちらかを交互に演奏するような事も難しいだろう。特徴が違いすぎる為、他の楽曲とのバランスが変化し、結果セットリスト全体の構成を再考せざるをえなくなる。なので現実的には一回のツアーでは片方に決めるしかないのだが、そうするともう片方のバージョンを聴きたかった人の落胆はハンパない。考えるのが辛かったのか、D&FDはどちらもWild Lifeでは演奏されなかった。他にも名曲は山ほどあるし、そういう夜もあっていいだろう。いやまぁ何度もLIVEを見れてるから言える贅沢かもしれんけどさ。

Passion&Sanctuaryの場合は、もっと事情は複雑なのだが、今の所ファンの期待を裏切っていない。ばかりか毎度サプライズを提供してこちらの(跳ね上がり切り捲った)期待のハードルを大きく超えてくる。いやまぁ素晴らしい。

after the battle(or Ending)を一度LIVEで聴いてみたいが、楽曲の構成上&性質上、タイトルコールなしで歌い始めた場合もし静かに始まっても歌があるうちにドラムが入ってくるだろう、と皆が期待してしまう為ピアノねみで歌いきってインストパートに突入する構成は些か拍子抜けかもしれない。予めafter the battle(or Ending)なんだとわかっていればいいのだが…。

という訳で提案である。過去3回のコンサート(ツアー)でいずれもLIVE独自の構成で生まれ変わってきたPassion、次はafter the Battleをフィーチャーしよう。ただスタジオバージョンをなぞるのではない。まずOpening Versionで中間部まで突っ走る。そしてそこを超えた所の歌メロの所でバンドを抜いてピアノのみになりafter the battleモードに入るのだ。そしてそこを歌いきったあとあのインストパートに突入し、カエルを踏んづけたようなサウンドを堪能、この間にヒカルはお色直しをしてコンサートの後半スタートに備えればよい。UU06では1曲目、WLでは本編後半スタートの曲だったPassionを、今度は本編前半ラストに配するのだ。結構ドラマティックだと思うのだが如何だろうか。05以上06未満の最後みたいな雰囲気である。懐かしいな。

他にも、Flavor Of LifeのオリジナルバージョンはいつかLIVEで演奏されるのか、とかPoLQVをフルストリングスで、という話なんかもあるんだがこれ以上だと長くなりすぎるので今宵はこの辺でちゃお〜☆