無意識日記々

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観音開きTVを知ってる人挙手ノシ

取り敢えずドラマの2分トレイラーを斜め聴きしてみたところ、どうやらあれは17歳の時のテイクで新録音という事はない模様。しかし私が宣伝担当なら、もし新録音がある場合でも第5弾トレイラーくらいまでは以前のテイクを使い、途中からそっと差し替えてバズるのを待つ、或いはある日その種明かしをする、だなんて手法を使うかもしれない。そういう前例を作っておけば、以後皆ドラマのトレイラーを注意深く観るようになるからだ。いやまぁ流石に今回はそこまで凝った事はしてこないだろうとは思うが。

扱われ方に関しては判断が難しい。時期的に主題歌が解禁になるまでの先行代打という印象もあり、ならば立場はイメージ・ソング、挿入歌といったところになるだろう。まだまだどうなる事やらだが、WOWOWにTBSと来れば「取り敢えずテレビは観とけ」というメッセージにも思えてくる。さぁどうなるか。


私個人は、地上波を観る習慣が無くなってしまったので(TVを全く観なくなったのではなく、観る予定のある時だけ点けて、普段"取り敢えずテレビ"というノリで電源を入れる事がなくなった、という意味)、ある日そういった場面に遭遇する、という期待はなく、話題になったらYoutubeにUploadされるのを待つ、みたいな怠惰な順番待ちをするのみだ。そこらへんは熱心なファンの皆さんに他力本願なのだけれど、宇多田ヒカル陣営がテレビの影響力を2014年現在どう見積もっているかは透けて見えてくるだろう。CS,BS,地上波と徐々に相手する視聴者数を増やしていきながら、ばーん!と最終的な発表をする、と。

ヒカル(に限らないけれど)の登場できるメディアは幾つもあるが、そういえばガラケーからスマートフォンに主流が映っているという事は、ワンセグ視聴者も随分少なくなったと解釈していいのだろうか。当方ガラケーとかいうレベルではないのでワンセグすら生活習慣に入り込んできた事もないのだけれど、ワンセグ試聴自体、搭載当初は物珍しいのか利用者も多かったが、すぐに廃れて街中で見かけるのはスポーツの日本代表の生中継時位になった感はあった。スマートフォンワンセグというのも面倒そうだし、なんだろう、人の手元でアテンションを奪い合う中で、テレビって土俵に上がる事なく相変わらず"お茶の間"に君臨しているように思われる。果たして、そこで大規模な宣伝を行ったとしてマネタイズは昔以上に難しく、スマートフォンでゲームをしながら課金をする人は多くてもお茶の間で新しい歌を聴いたからって手元のスマートフォンで新曲をダウンロードするかというと距離がある。

こういう空気の中でのこの"テレビ重視"の匂いをどう解釈するか。ちょっとまだわからない。ただ単にそういう順番になっただけでやがて他のメディアに均等に登場するかもしれない。ただ、本人もファン層も"としをとった"という自覚は必要かもしれないわな。どの世代をセンター・ターゲットにするか。UMGEMIA&Rの手腕が問われる所だろう。