無意識日記々

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Up to U

自分も1年近く行ってない(バーベキューソース&マスタードソース目当て)ので詳しい事はわからないが、マクドナルドの没落が激しいらしい。鶏肉や異物が直接の原因だろうが、それより前から長期低落傾向にあったとみる向きが多いようだ。HPに値段が載ってなかったり手元にメニューが無いなど売る気が無いというか購買者を騙して売る気満々というか兎に角そういう空気はずっと漂っていたがでも原因は一言「割高感」に尽きるだろう。セット価格の600円700円ともなると他店ではもっと鱈腹食べられる。結局それだけな気がする。

CDも結局それなのだろう。90年代はCDというものもまだ目新しかったし、そういうもんだと思われていたが、これだけ他の娯楽が出揃ってきたらやっぱり割高に感じる。アルバム一枚3000円(今だとこれに240円)シングル一枚1200円…うーん、高い。

しかし、だからといって安くしたらその分買ってくれるかというとわからない。今のマクドナルドの味で値下げするとなると、きっと昔のように60円前後まで下げないといけないだろうが、厳しいわな。CDも結局、売れなくなったからといって値段を下げる勇気もタイミングもないのだろう。そりゃまぁそうだわな。新規客を獲得するより如何に既存客を離さないかが大事になっている。これはどの業界にも共通だろうが。

ヒカルが16年前に売れた時に大きかったのは同世代だけでなく親世代まで巻き込んだ事だ。ここの世代は普段はお金を使わないが、いざ大ヒットとなったら恐ろしく食いつく。千の風とか中島みゆきとかそういうのな。まぁそういうのは逆に若者の瞬発力を利用出来ないのだがヒカルの場合はその両方がいっぺんに起こった。確かに、空前絶後の特大ヒットになる筈である。

あの頃10代だった層が30代になりつつあり、購買力自体は上がっているが音楽を買うという習慣は廃れた。今の10代は無料文化に慣れきっている。となるとやはり40代50代以上のファンをもう一度、となるかもしれない。しかし、ここは本当に火が点くまでが険しい。なかなかどうにもならん。

今復帰してもこのように八方塞がりだ。EVA&KHのコラボのみ、ほぼ成功が確約されていてそこは頼もしいが、そこから先どうするか…今誰にとって宇多田ヒカルが必要なのか、見えない。期待している人間は数百万人単位で居るだろうが、ほぼ全員が遠くで眺めているだけである。

取り敢えず最近では、宇多うたアルバムの売上が指標の一つとなるだろう。単純に、ハマれば10倍は売れるとみるべきだがどうやってそこまで持っていくか。

活動のスケールを気にしない、というのであればこれらの事は何の問題でもなくなる。しかし前回指摘したようにヒカルの売り方は大きくマスメディア依存で、そこを抜けると途端に規模が小さくなるだろう。

…いやそれも悪くないんだが。またライブハウスでHikaruの歌聴けるだなんて最高じゃんね。うーん、結局のところヒカルはどうしたいの? どうありたいんだろうかな…。